当時28歳だった僕は夢を見た…
そこは僕が8歳から24歳まで過ごした家の2階。
4畳半の僕の部屋…
「なんでここにいるんだろう?」
思いながら隣りの襖を開けると、親父が僕に背を向けて眠っていた。
「なんで親父がここに?」
当時、僕の両親は離婚に向けて別居中で、親父は兄である叔父さんの方に世話になっていたので、僕の目の前にいるはずがなかった…
「なんでこんな所にいるの?ちょっと起きてくれよ!」
いくら叫んでも親父は何の反応もない…
僕は夢の中で、
「何かおかしい…これ、夢だよな~?」
なんて思いながら、目が覚めた。
この時は、なんで親父が夢に出たんだろう?と、思う程度だったが、数日後…
この夢の意味がわかる様な出来事が起きた。
その日は、いつもの様に僕ら三兄弟、同じ会社の同じ部署で仕事をしていた。
そして昼休み、弁当を食べている最中に、事務員さんが電話がきていると、僕ら三兄弟を呼びに来た。
電話に出ると、すすり泣く女性の声が聞こえる…
母だ!
「もしもし、何があったの?」
母は泣きながら…
「ほら…一人ぼっちにしたら、死んじゃったじゃない…」
「…何があったの⁉︎」
「お父さんよ……」
親父が死んだ…
親父と別居して3ヶ月…
まさかこんなに早く親父が死ぬなんて思ってもみなかった…
しかも親父の死は…
孤独死…
僕らは詳しい話を聞く為に、急いで家に帰り、叔父さんの家に向かった。
叔父さんの家は高速道路でも2時間はかかる場所…
何を血迷ったか、僕らは一般道で向かってしまった…
休憩なしで5時間以上かけて、叔父さんの家に着いたのは、夜7時を過ぎていた…
続く…
親父の死から16年、今年で17回忌になるので、親父の死について書こうかと思います。
いつもの漫画と比べてかなりギャップのある、暗く衝撃的な内容ですが、親父の記憶を風化させない為にも、記録として残そうと思い書きます。
週1ぐらいで更新する予定なので、よかったら読んで下さい。
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