簡単ボイトレ?⑦〜思い切ってやってみる勇気・前半〜 | ★Vocal School Art Soul の知っ得?blog★

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こんばんは〜!
またまたご無沙汰になっちゃいました滝汗
Art Soulです。



今回はボイトレというより、


“ボーカルとして”成長するために必要なこと
練習への向き合い方



つまり取り組み方という点について、私のボーカル・トレーナー人生の中で大切だと思っていることを、実際にあった質問をもとにレクチャーしてみたいと思います。
※ あくまで個人的見解です。



Q. 良いボーカルになるために・成長するためにはどうすれば良いのか?
 (歌を始めたばかりの方々へ)


まず、あなたが「歌手になりたい!」「歌が上手くなりたい!」と思ったきっかけを思い出してみてください。


・歌手の○○さんに憧れて
・お母さんがいろんな歌を教えてくれ、自分もお母さんのように上手に歌ってみたいと思った
・○○という曲を聴いて、こんな曲をこの声で歌えたらカッコイイ!と思ったから
・学校の授業で歌ってみて友だちが上手だと褒めてくれたから


…みなさん色々なきっかけがあると思います。
でも歌い始めるにあたって必ず自分以外の誰かの影響があったかと思います。
人それぞれ好みがありますし、上手い!と思う声質も違います。

まずは『誰のようにどんな曲を歌いたいのか』という憧れの対象を見つけてください。
つまり、モノマネの対象と自分が好きな音楽の特徴です。
この時点では声の対象はできるだけ同性のアーティストが良いです。
あなたの歌声や音楽の好みというのは、憧れのアーティストや好きな曲調の中にあるわけで、


元から自分の中にあるものではありません。



だからこそ 人のものを取り入れることが大事。
芸術全般に言えますが、人のものを取り入れてこそ技術や感性、なりたい自分が育つものなのです。
『かっこいい』『すごい』『美しい』と思うアーティストにあなたは憧れを抱いています。
憧れの対象が見つかったら、その方の好きな曲を歌いまくって下さい。
歌いまくると言っても闇雲にではありません。


完コピを目指します。



まず基本として、歌詞・ふわりは丸暗記しましょう。
このためには繰り返し本人音源を聴かなければなりません。
これだけでも耳が良くなりますし、歌うにあたっての無駄な労力 (歌詞を思い出そうとする労力や歌詞を目で追う動作など)をなくせるので本当の意味で練習のスタートが切れます。


次に 正しい音程・発音・声質・抑揚・リズム。
これをチェックするために自分の歌声と歌手の歌声を聴き比べる回数を増やしましょう。
自分の歌声を録音し、本人の歌声を繰り返し聴き比べてみてください。
本人と同じように歌えているでしょうか?
いまいち明確な違いがわからないのであれば、本人音源を大きめにかけながら一緒に歌って録音して聴いてみて下さい。
自分の方にかなりブレがありませんか?
妥協なしで判断しなければいけません。


分かりやすいところで、
本人と同じような声質が出ない
本人のような余裕がない (ぎこちない・力んでいる)
本人のような声量がない
本人のような正確な音程がとれていない
本人のような表現力がない
本人のようなリズム感がない
のではないでしょうか?

ではそれを100%本人のようにできるようにするために一つひとつ練習が必要です。
繰り返し自分の歌声と本人音源を聴いて、集中して完コピに励んで下さい。
どれだけ時間がかかっても構いません。
たった一曲完コピするだけでも成長します。
一番良くないのはすぐに諦めて次を探すこと。

とにかく完コピに挑戦しなければ成長はありません!!


最後に、なりきる気持ちが大事です。
日常生活の、普段通りの自分ではなく、ステージに立ったボーカリストのつもりで思い切って歌ってみて下さい。
余計なプライドやストッパーは捨てましょう。
スターになった自分の想像でも良いですし、自分じゃない誰かになりきるというスタイルでも良いです。
思い切って声を出す・歌うきっかけになります。
この『思い切って歌う』ということが意外とできない方が多いんです。特に日本人に。
出し惜しみせず、演じることに集中して歌わないと、みんな自分の現状や実力に甘えがちになってしまいます。




Q.そこまで頑張る自信がない…
そこまでできるエネルギー源はどこから?




では断言します。


そこまでできないのであれば、歌が上手になりたい!という目標を諦めるしかないです。


でももったいないと思いませんか?
歌手を目指すはおろか、それでは今の自分の実力以上にはなれません。


歌を上手くなりたい!と思い、頑張るエネルギー源は、
強い『好奇心』『憧れ』『負けん気精神』です。


好奇心…
どうしたらもっと自分が納得できる声が出せるのか?
なんでこのアーティストはこんなに気持ち良さそうに歌えてるのか?
この声の高さはどうやって出してるのか?
→ すべて自己研究につながります。

強い憧れ…
この人のようなかっこいい声を出してみたい!
この人のように透き通るような声を出してみたい!
この曲をこんな風に表情たっぷりに歌ってみたい!
→ それだけで何かをやってみよう!という気持ちにつながります。

負けん気精神…
自分にはできる!と信じること。
私の経験談です。
私は元々声が低く、昔は地声の高音が出せませんでした。
(高い声が出なくていつもすぐにひっくり返していたので、最初は自分には一定以上の高音が出せない・無理だと思っていたのかもしれません)
でも中学生半ばになった頃 複数の好きな作品(曲)・曲調に出会い、高校生になった頃憧れの声をもつアーティストに出会いました。
まずその人の声質に惚れ、自分より遥かに出る高音に感動しました。
そして それを本人のように歌えないのが悔しくなりました。
ここで、好奇心強い憧れ負けん気が一気に生まれたんです。
出ない高音があったとき、その練習をするときに自分を奮い立たせていた言葉がありました。
「この人にできるんだから私にだってできる!」 = 同じ人間なんだからできないことはない!
という解釈です。





……という感じで今日はここまで星
後半に続きます下矢印






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