舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 作・演出します〜 | 塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba

舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 作・演出します〜

「1日中霞ヶ関で裁判傍聴。 走り書きのノートが 1冊終わる。」

「本日の復習を済ませ明日の予習。遠い昔、法学部時代の
六法全書とっとけばよかった。」

「ある強盗致傷事件。
黄、越智、と思ってた被告は甲、乙、(当時未成年)だった。
三人の被告の証言が肝心なところでいろいろ食い違ってるんだけど
誰がほんとうなのかわからず。 弁護人や検察官の斬り込みが鋭くて、
裁判長の仕切りはジェントルで紳士的。」

「裁判所 10時開廷。10分前に着いたがなんと満席で傍聴できず。
ショック (°o°:) 傍聴マニアなめたらあかん」

「代理人だけが出廷する民事裁判を数分覗いてはみたけど満たされず
未練たらしく朝の法廷に戻ったら職員さんがニコッと1本指を立てて
『お一人、空きましたよ、どうぞ』 ですって。なんてラッキーなんだ」

「休憩時間に、くたびれたスーツにオールバックの中年男性が
『裁判長、司法が民意におもねったら 終わりですよ』
と携帯電話ですごい進言をしてる。でもその液晶は光っていなかった。
誰とも話してない1人芝居なのか?」



最近の自分のツイート、
裁判所での傍聴のことばかりつぶやいていました。
秋に作・演出する芝居の準備のつもりで
原作の北尾トロさんの追体験をしたくて
足を一歩踏み入れたつもりが、ずずっとのめり込みました。

加害者にも被害者にも裁く者にもなりたくない。
だけどそのような事態は自分の(きっと誰にも)
普通の生活の半径1メートル以内に存在している。
薄い氷の下のすぐそばにある、たまたま知らない世界、
氷の中で、メラメラと燃えさかる炎、描いてみたい。

早大法学部卒 塩田泰造、
生まれて初めて学歴を活かせる?仕事、がんばります。
よかったらぜひ観にいらしてください。



舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』2016

原作:北尾トロ
脚本・演出 : 塩田泰造

全労済ホール/スペース・ゼロ
2016年10月19日(水)~23日(日)

プロデューサー : はやしきよし/藤崎淳/中崎裕介