こんにちは。
今日も四国を旅する向江好美です。
ブログで愛媛入りを語る前に、本体が香川に入りました。
本州側、東側に行くにつれ、TVのチャンネル数が増えています。
これは四国内の地域間格差なのか、TV設備の差による宿屋間格差なのか、いずれにしても経済格差のなせる技か、気になる今日この頃です。
しかしTV設備のせいじゃないんなら、県を跨いでのこの情報格差は問題じゃないかしら…高知。
【23日目(6/2)の行程】
鶴の屋旅館 7:00頃発
三十九番札所 延光寺(高知) 2km
四十 番札所 観自在寺(愛媛) 25.8km
山城屋旅館 着 17:0頃 0.2km
合計 28km (累積 586.2km)
半分と言いつつ、600kmに到達してませんね。
でもこれで丁度三県目、お寺的にもこの四十番の観自在寺が、一番札所の霊山寺から一番遠いお寺なのです。
ここまで来ました♪
~詳細~
鶴の屋旅館さんを7:00頃発。
朝ごはんの品数は少なめ~。納豆の1つもついているか、あと500円安かったら、満点だったなあ。
高知最後の延光寺まで2km。30分の道のりを歩いていきます。
朝の2kmと夕方の2kmは全然違います。
「竜宮に棲んでいた赤亀が、背中に銅の梵鐘を背負ってきた」という伝説が縁起とのこと。
右手前の像は亀です。
見所を調べてみると、この境内には、大師が杖をついたら湧いたという、目洗い井戸なるものがあり、眼病に効く霊水だとのこと。
ほほう。
目といえば。
執拗に羽虫に狙われる私の右目が気になります。
私の右目の何が悪いのかわかりませんが、大善寺の例もありますし、取り合えずご利益にあやかってみることに。
本堂の右、これだよなあ、という目洗い井戸は、 地蔵や矢倉はあるのですが、見た目は「え、これ井戸なの?」という、地面に埋まっている小さな壺。
確かに水は入ってますが、この水に目を浸して大丈夫なのかな、と不安になります。
でも柄杓置いてあるし…と思い、右手にとって右目を浸してみました。
…あら。(・o・)
気持ちいいです。
すーっと染み渡る感じ。確かに洗われた感じがします。
これ右目しかしなかったのですが、寺を出た後も右目のひんやりすっきりとした爽快感はずっと続き、左もやっとけば良かったと後悔しました。
目薬よりいい。一体どんな成分なんでしょう。
そして数日間、右目が襲われなくなりました。
ま、これは大量羽虫ゾーンに遭遇してないおかげかもしれませんけども。
ただ少なくともこの日、目の前をうろちょろする羽虫どもが、右目にアタックしてくることはありませんでした。
延光寺を出ると、いよいよ愛媛へ向けて松尾峠越えです。
峠の登り口まで約8km。県境まで約13km。
近道しようとして逆に道間違ったりしましたが、2時間後くらいに登り口付近まで来ました。
雲ってたのはありがたかった。
民家の立ち並ぶゾーンから、峠に向けて、どんどん人気がなくなっていく方向に歩いていきます。
やがて登りが始まり、山道に入りました。
傾斜がきつくなり山道を奥へ分け入る頃には、誰の気配もない少々薄暗い林の細い道に、ひたすら私の足音が響くのみとなります。
登りはそもそも余裕が全然ないので、登りに集中するのみですが、なだらかな場所に来ると色々考え出します。
…こんな山奥で怪我でもしたらけっこう致命的だよなあ。
…てか電波ないけど、これ何かあった時どーすんだろ。明日には発見されるかしら。
歩きお遍路さんは他にもいるはずですが、こんな所を他に人が通ってることが、にわかには信じられません。一応ルートとしては、遠回りですが国道もあります。
一応慎重に歩きます。
山を1つ越えて、山間の小さな集落へ。
こんな所に集落が…。
道路と車って生命線ですね。
そのまま真ん中を突っ切って、再び登りへ。
また山道をお遍路マークを便りに登り、
まだかー、頂上はまだかー、
と登り続けて
急に開けた場所に出ました。
ここが松尾峠です。ここからとうとう愛媛です。
かつては、土佐と伊予の国の連絡道として、茶屋があったり店があったとありますが、今は当然こんなところを交通手段にしている人なんかいません。
この侘しい場所が、昔は人で賑わってたりしたのかあ、と思うと、時の流れを感じます。
今も土日ならトレッキングな人が来るのかしら。
天気のせいもあるのでしょうが、落ち葉がさらさらと一面に積もる、ここだけスポッと別空間が現れたような、かつては栄えた場所に、お遍路グッズに身を固め1人佇むわたし。
何となく不思議な感じでした。
で、峠を越えてさっさと降りればいいのですが、看板矢印が別方向の展望台を指しています。
700m…。
けっこう遠いですが、眺めいいとかお勧めされてたし、二度と来ないでしょうから、せっかくなので行ってみました。
ザックを放置して、身軽になって奥に進みます。
人の気配の全くない山奥で、ルートを外れ曇りのうすら寂しい未踏の地をどんどん分けいっていくのですが、さすがに少々心細い(  ̄▽ ̄)
うねうねと木々の間を進み、やっと展望台に着きました。 物見矢倉が組んであります。
ふと見ると、なんか由来が書いてありました。
ここは城跡でもあるらしく、ここに何かに追われてお殿様とその母、嫁が隠れていたけど、見つかってお殿様処刑されて、母、嫁が自決…
ちょっと!Σ(゜Д゜)
なにこんな淋しげなシチュエーションの時に、展望台をエサに曰くある場所に誘導してんのよ!
そう思いつつも、せっかくなので展望台には上ってみます。
お~。
確かに視界が全面に開けて、いい眺め。
ぱーっと見て、南無大師遍昭金剛を唱えながら、さっさと退散しました。
お遍路ルートに戻り、今度は下りです。
愛媛側に行ったら、なんか道が整備されてる…。
また10枚になったので、続く…
今日も四国を旅する向江好美です。
ブログで愛媛入りを語る前に、本体が香川に入りました。
本州側、東側に行くにつれ、TVのチャンネル数が増えています。
これは四国内の地域間格差なのか、TV設備の差による宿屋間格差なのか、いずれにしても経済格差のなせる技か、気になる今日この頃です。
しかしTV設備のせいじゃないんなら、県を跨いでのこの情報格差は問題じゃないかしら…高知。
【23日目(6/2)の行程】
鶴の屋旅館 7:00頃発
三十九番札所 延光寺(高知) 2km
四十 番札所 観自在寺(愛媛) 25.8km
山城屋旅館 着 17:0頃 0.2km
合計 28km (累積 586.2km)
半分と言いつつ、600kmに到達してませんね。
でもこれで丁度三県目、お寺的にもこの四十番の観自在寺が、一番札所の霊山寺から一番遠いお寺なのです。
ここまで来ました♪
~詳細~
鶴の屋旅館さんを7:00頃発。
朝ごはんの品数は少なめ~。納豆の1つもついているか、あと500円安かったら、満点だったなあ。
高知最後の延光寺まで2km。30分の道のりを歩いていきます。
朝の2kmと夕方の2kmは全然違います。
「竜宮に棲んでいた赤亀が、背中に銅の梵鐘を背負ってきた」という伝説が縁起とのこと。
右手前の像は亀です。
見所を調べてみると、この境内には、大師が杖をついたら湧いたという、目洗い井戸なるものがあり、眼病に効く霊水だとのこと。
ほほう。
目といえば。
執拗に羽虫に狙われる私の右目が気になります。
私の右目の何が悪いのかわかりませんが、大善寺の例もありますし、取り合えずご利益にあやかってみることに。
本堂の右、これだよなあ、という目洗い井戸は、 地蔵や矢倉はあるのですが、見た目は「え、これ井戸なの?」という、地面に埋まっている小さな壺。
確かに水は入ってますが、この水に目を浸して大丈夫なのかな、と不安になります。
でも柄杓置いてあるし…と思い、右手にとって右目を浸してみました。
…あら。(・o・)
気持ちいいです。
すーっと染み渡る感じ。確かに洗われた感じがします。
これ右目しかしなかったのですが、寺を出た後も右目のひんやりすっきりとした爽快感はずっと続き、左もやっとけば良かったと後悔しました。
目薬よりいい。一体どんな成分なんでしょう。
そして数日間、右目が襲われなくなりました。
ま、これは大量羽虫ゾーンに遭遇してないおかげかもしれませんけども。
ただ少なくともこの日、目の前をうろちょろする羽虫どもが、右目にアタックしてくることはありませんでした。
延光寺を出ると、いよいよ愛媛へ向けて松尾峠越えです。
峠の登り口まで約8km。県境まで約13km。
近道しようとして逆に道間違ったりしましたが、2時間後くらいに登り口付近まで来ました。
雲ってたのはありがたかった。
民家の立ち並ぶゾーンから、峠に向けて、どんどん人気がなくなっていく方向に歩いていきます。
やがて登りが始まり、山道に入りました。
傾斜がきつくなり山道を奥へ分け入る頃には、誰の気配もない少々薄暗い林の細い道に、ひたすら私の足音が響くのみとなります。
登りはそもそも余裕が全然ないので、登りに集中するのみですが、なだらかな場所に来ると色々考え出します。
…こんな山奥で怪我でもしたらけっこう致命的だよなあ。
…てか電波ないけど、これ何かあった時どーすんだろ。明日には発見されるかしら。
歩きお遍路さんは他にもいるはずですが、こんな所を他に人が通ってることが、にわかには信じられません。一応ルートとしては、遠回りですが国道もあります。
一応慎重に歩きます。
山を1つ越えて、山間の小さな集落へ。
こんな所に集落が…。
道路と車って生命線ですね。
そのまま真ん中を突っ切って、再び登りへ。
また山道をお遍路マークを便りに登り、
まだかー、頂上はまだかー、
と登り続けて
急に開けた場所に出ました。
ここが松尾峠です。ここからとうとう愛媛です。
かつては、土佐と伊予の国の連絡道として、茶屋があったり店があったとありますが、今は当然こんなところを交通手段にしている人なんかいません。
この侘しい場所が、昔は人で賑わってたりしたのかあ、と思うと、時の流れを感じます。
今も土日ならトレッキングな人が来るのかしら。
天気のせいもあるのでしょうが、落ち葉がさらさらと一面に積もる、ここだけスポッと別空間が現れたような、かつては栄えた場所に、お遍路グッズに身を固め1人佇むわたし。
何となく不思議な感じでした。
で、峠を越えてさっさと降りればいいのですが、看板矢印が別方向の展望台を指しています。
700m…。
けっこう遠いですが、眺めいいとかお勧めされてたし、二度と来ないでしょうから、せっかくなので行ってみました。
ザックを放置して、身軽になって奥に進みます。
人の気配の全くない山奥で、ルートを外れ曇りのうすら寂しい未踏の地をどんどん分けいっていくのですが、さすがに少々心細い(  ̄▽ ̄)
うねうねと木々の間を進み、やっと展望台に着きました。 物見矢倉が組んであります。
ふと見ると、なんか由来が書いてありました。
ここは城跡でもあるらしく、ここに何かに追われてお殿様とその母、嫁が隠れていたけど、見つかってお殿様処刑されて、母、嫁が自決…
ちょっと!Σ(゜Д゜)
なにこんな淋しげなシチュエーションの時に、展望台をエサに曰くある場所に誘導してんのよ!
そう思いつつも、せっかくなので展望台には上ってみます。
お~。
確かに視界が全面に開けて、いい眺め。
ぱーっと見て、南無大師遍昭金剛を唱えながら、さっさと退散しました。
お遍路ルートに戻り、今度は下りです。
愛媛側に行ったら、なんか道が整備されてる…。
また10枚になったので、続く…