Akonが語るMJ | HERO

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私の尊敬するMichael Jackson、Audrey Hepburn、イチロー選手、中田英寿氏について熱~く綴っていきます。

(MTV特別番組"マイケルジャクソンHuman Nature"より)

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~マイケルと初めて会った日~


予想と違う人だったから初めて会った日の事は印象的だね。
噂で聞くように気難しくて無口で、自分では何も言わない人だと思っていた。
彼のスタジオへ行きノックすると、セキュリティーの一人が部屋に通してくれたんだ。
マイケルはイスに座っていて、俺が部屋に入ると振り向いた。
セキュリティーが俺を紹介するとマイケルは、ダンスみたいにイスを回転させたんだ。
最初からと感動したよ!
彼が立ち上がって言ったんだ 『元気かい?』
俺も 『やあ、マイケル』と言って、握手してハグをした。
マイケルは 『会いたかったんだ、来てくれてありがとう』と言ってくれた。感謝すべきなのは、俺の方なのに。
それから座って俺の故郷アフリカの話や、音楽の話や、女の子の話をした。最高に楽しい1日だったよ!


僕らは大の映画好きでね、マイケルが 『4Dの映画館があるんだ』と教えてくれたんだ。
『映画の中にいる気分になれる』とね!
俺は未体験だったから 『行きたい』と言ったんだ。するとマイケルは少し考えてから 『明日行こう!』と言った。
俺は内心、大変なことになったなと思った。マイケル・ジャクソンと映画に行くなんて!

俺たちはラスベガスの同じホテルに泊まっていた。
翌日俺の部屋にマイケルから 『行こう』と電話があった。
昼間だったから最初は冗談かと思ったよ。行くのは深夜だと思い込んでたんだ。

子ども達は普通の格好でやって来て、マイケルは変装をしていた。
笑ったよ(笑)誰か判らなかったんだ。つけヒゲやカツラは一切していなかった。スカーフを被っただけ。中東の人みたいだから誰にも怪しまれないんだ。

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  中東風のマイケルと言えば、こんな感じの変装だったのでしょうか?でも足元見たら一発でばれる気が・・・(笑)


モールに行きエレベーターに乗り、映画館のあるホテルに向かった。
ホテルに入ると大勢の人が俺たちに寄ってきた。『バレたか!』と思ったよ!
すると彼らは俺にサインを頼んだ。気付かれる前にさっさと片付けようと思ったんだ。
マイケルが 『いいよ』と頷いたから、サインを書いたんだ。
その間彼らはマイケルには全く気付いてなかったよ(笑)
もし彼の正体がバレてたら大変な騒ぎになったろうね!

映画館に入ると支配人が挨拶に来て、チケットを渡されて席についた。
マイケルと話す間、俺は状況を忘れて、たまに彼のことを“マイケル”と呼んでた。
すると女の子が来て彼を見てたよ。たぶん気付いたんだと思う。
俺は彼を“デイヴ”と呼び始めた。でも、もう遅かったよ。
彼女は階段を駆け上がって、誰かに耳打ちしながらマイケルを指差したんだ!彼も気付いていたね。
映画が終わり帰る時にはもう、ほとんどの人がマイケルのことに気が付いてただろう。あれは面白かった!
マイケルはジョークが好きで楽しい人だったね。



~スタジオでの仕事~


彼は制作に集中するんだ。スタジオでは忙しくしてた。ふざけたり冗談を言ったりすることはなかったね。
“スタジオにいる時はまじめに仕事をしよう”そんな空気だったし、満足しない人だ。
これ以上ないほどアイデアを出し切っても、『もっと良い方法がある』と言う。
これ以上はないと言っても、彼は 『まだまだ』と、その繰り返しなんだ。
もし良いものができても 『もっと良くできる』と言うわけさ。すごく理想が高いんだ!
だから納得のいく作品ができるまでに時間がかかる。自分自身に厳しくて完璧主義者なんだ。
傑作ができても、まだ上を目指すんだ。終わりがなかったよ。


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俺たちは様々なアイデアを試した。まだアイデアはあったが使わずじまいさ。
俺にとっては楽しい作業だったが、彼にとっては常に過去の作品を超えなければいけない作業だ。
すでにトップの位置にいながら、それ以上のことを成し遂げてきた人だよ。
物凄く高い基準を自分に課していた。彼のやり方なら最後には必ず満足できるものが生まれる。


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 AkonとMJがフィーチャーした作品はこちらの記事から⇒http://ameblo.jp/myheros-mj-51-7/entry-10418273682.html

 AkonのMJトリビュートソングはこちらの記事から⇒http://ameblo.jp/myheros-mj-51-7/entry-10416971009.html