母が亡くなって明日で四十九日



よく仏様になるには
四十九日かかると言う


確かに肉体を脱いだばかりは
亡くなったという自覚は
薄いのかもしれない


だって従兄弟の奥さんが霊感のある人で
母が亡くなったばかりにこう言われた


「おばさんがマスクって言ってるよ」


肉体を脱いでもなお
マスクの心配してるんかいw


もちろんすぐに棺に
マスクを入れてあげたのは言うまでもない


もともと心配性でコロナの前から
常にマスクしていた母だから
もはやマスクは体の一部になってたか


肉体は無くなってるのに
肉体意識はまだ強いんだな…


あの世にマスクして行くんだな…


母が亡くなって10日くらい経った頃
夢に母が出てきた


父と会話してる様子の夢だった


「お父ちゃん、前に食べた
美味しかったのは何だっけ」

「あれはな、マタタビ飯だよ」

「そうだ、そうだ、マタタビ飯だわ
あれ美味しかったんだよね〜」


マタタビ飯…


猫か


どんな飯なんだ


でもその時の母の
嬉しそうな幸せそうな
今までに見た事のないような
至福に溢れた顔が印象的だった


母は幸せだったのかな、と
ちょっと安心した


親は子供に
幸せでいて欲しいものだけど
子供もまた親には
幸せでいて欲しいものなんだなあ



母は
また旅に出るのかな、なんつって🤣




母が亡くなった9月から
悲しむ暇もなく
相変わらず毎週
旦那の古民家に通っている



やっと最後の田んぼの稲刈りも終わって
ホッとした


どこまでも続くおだ掛けは圧巻





最初に干した稲の
水分量を測ってみると18%


美味しい米は15%らしい


なのでまたそこから
籾を天日干しする作業


お米たちも太陽の日差しをたっぷり浴びて
心なしか伸び伸びと嬉しそうじゃないか


風に吹かれた葉っぱも落ちて来て
いろんな生き物たちのエキスがたっぷりだ






農作業は全身運動で
特に腰と背中にジワる


でも普段動かさない筋肉を動かすせいか
逆に体の調子がいい


単純作業だからか黙々と
集中してるうちに
トランス状態になって
気持ちがスッキリして
気分転換には持ってこいだ


でもついつい夢中になっちゃうから
無理しない程度にやるのがいいね



旦那も私もズブの素人で
農業初心者ながら
手探りで悪戦苦闘中



もし試食して美味しいお米だったら
販売もするので買ってね💓


この時代に
天日干しのお米は貴重だよ

甘くて美味しいといいなあ







気がつくと毎週、紅葉が深まって
この時期限定の
自然界のからのご褒美を堪能してる


片道3時間かかるけど
紅葉の山の変化が見たくて
ついつい毎週通ってしまう


それになんだろ、行くと
逆に疲れが取れて
元気になるから不思議


自然って偉大だ


人は自然から切り離されたら
バランスを崩すのは当たり前かもなあ







こないだは近所の知り合いから
自分の山で採れた
天然の松茸をもらったと言うので
囲炉裏で豪華に焼き松茸





うまいにも程がある‼️
松茸って甘いんだね‼️


噛めば噛むほど
ほんのり甘さがあって
芳醇な香りが
鼻の奥から広がる


ちゃんとまともに食べたのは
生まれて初めてかもしれない


囲炉裏の炭火であぶった
松茸は格別だった






香茸と言って
これまたかぐわしい香りのする
キノコも一緒に食べたけど

なんじゃこりゃ〜って
松田優作ばりにのけぞったわ
香ばしいにも程がある‼️


匂いを嗅ぎ過ぎたくて
鼻の穴を広げ過ぎて
過呼吸になったのは言うまでもない


そしてデカいにも程がある‼️




古民家に行くと必ず行く
天然炭酸温泉に出かけてみたら
今度はマコモダケも売ってて
もちろん大人買いしたよね








この時期限定の
幻の食材と言われるマコモダケ



マコモダケと言ってもキノコではない
タケノコに近い感じかな


生でそのままバリバリ食べてよし
天ぷら、キンピラにしてもよし



2年前に
見事なプリップリのウンチ様が
お目見えするマコモダケに出会って以来
うちのサロンでは
シャンプー、リンス、ローション
すべてマコモ発酵液配合の商品に
なってしまったくらいだからね






善玉菌がたくさんいるせいか
なぜか保湿力が抜群なのだ




ついついマコモ様には
手を合わせてしまう私なのです


来年はマコモも
田んぼに植えたいなあ


もはや半農半Xならぬ半農半美🤣

半分、農家
半分、美容師


ニューノーマル🤣



いつも寄ってくる人懐こいコッコ5




秋はいいな、うん、秋はいい













紅葉に
新米に
栗に
キノコに
天高く馬肥ゆる秋だ〜











旦那が農作業のご褒美にと
GOTOトラベルで
温泉に連れて行ってくれた


と言っても古民家からは
30〜40分くらい行った
新潟県寄りの隣町の温泉


でもこれがなかなかいい温泉だった





目の前に大きな只見川が流れてて
泉質もよかった






ここでもGOTOキャンペーンの
地域クーポンが8000円分もついて
お得感満載


そのクーポンでまた
松茸食べたよね〜
懲りないよね〜





この旅館では
自家製でアップルパイや
ここの地域で有名な
あわまんじゅうも作ってて
サービスにもついてくる
至れり尽くせりの宿だった






私のお土産和菓子ベスト3にも
ランクインする
あわまんじゅう


モチモチした食感が病みつきになる



ちなみに1位は
岐阜県中津川の
栗きんとん


2位は
鹿児島のかるかん
これも山芋のモチモチ感が堪らない



どうでもいいベスト3www


一度ご賞味あれ





まだこの辺は低地なのか
紅葉には早かったけど
静かで素朴な
でも痒いところに手が届く快適な宿だった












ここでは毎年お正月に
伝統の裸祭りが開催されるらしい


ハードゲイの隠れハーレムかw









さて来週は脱穀するぞ〜




お母さんがいなくて寂しいけど
秋は
美味しくて
美しくて
でもやっぱり切ない秋だなあ








サザンのBGMで紅葉ドライブ

さあ自然の中に繰り出そう




1週間後にはまた赤が際立っていた