このブログでも2回ほど登場している

生物学者の福岡伸一先生、通称ハカセ











ハカセの有名な著書「動的平衡」



寝る前に読むんだけど

面白くて止まらない


の割には気づくとネオチしてるw









新潟大学の今は亡き安保徹先生に

勝るとも劣らないほどの

衝撃を与えてくれた1人でもある




安保先生の免疫革命で

それまでの私の世界観は

ガラリと音を立てて崩壊した



そして自己免疫という

最高の贈り物に出会えた瞬間だった




それでも新コロちゃんの登場で

揺れ動く私に

トドメを刺してくれたのが

こちらの福岡ハカセ



ハカセ曰く

ウイルスというのは

人類よりもまだ新しい生命体

(宿主がいないと自己増殖できないので

正確には生物と無生物の中間)であり

元々は生物の遺伝子の一部で

それが細胞から

飛び出した断片だと言う



「その断片であるウイルスは

宿主から宿主へと乗り移って

自然界を循環しています。


その中のごくわずかなものが

宿主に病気をもたらしたり

悪さをもたらしたりします。


大多数のウイルスは何もせず

宿主にも気づかれないまま存在し

あるいは通り過ぎていきます。


言うなれば

ウイルスは自然の一部であり

私たちの体の一部でもあります。」



ちなみにハカセ曰く

現代の最新物理学の世界では

感染と言う

細胞にウィルスが侵入する現象において

ウイルスにその選択権はなく

細胞側にあるという



細胞側が招き入れようと

許可しない限り

ウィルスが勝手に

侵入する事はできないんだって

びっくり‼️





確かkan.さんも同じ事を言ってた


たとえて言うなら

ウイルスは家出した不良息子だと


トントンとドアをノックする不良息子を

家の中に招き入れるのも入れないのも

その家の親次第だと



知らない人や泥棒なら

間違っても入れないけど

馴染みのあるまして

可愛い我が子だったら

ついつい入れてしまうのが親心



それほどに私たちとウイルスとは

親和性があるんだな



ハカセの話に戻ろう


「では、なぜウイルスが

存在するのでしょうか――

それは、生物の進化を

加速させてくれるからに他なりません。


生物の遺伝情報は親から子へ

子から孫へと垂直方向に伝わります。


しかし、ウイルスの存在によって

遺伝子の一部の情報を水平方向に

あるいは種を超えて

伝達することができるのです。


ウイルスは生物が進化する上で

必要不可欠な存在です。


ですから感染症は大きな問題ですが

撲滅や根絶を考えるよりも

ウイルスとの「共生」「共存」を

目指す方が望ましいと思います。」




ソースはコチラ





そしてその共生共存に必要なのが

神様からの贈り物

私たちの自己免疫だ



ハカセ曰く

私たちに備わる自然免疫が

最高のワクチン



その自己免疫を活性化させるのが

迷走神経と言ってこれが

副交感神経のスイッチを

入れてくれるんだって



迷走生活を心がけてます。

私たちは迷走神経というのを持っていて

迷走神経は体を

リラックスさせる副交感神経系で

それを大切にする生き方ですね。


私たちの免疫システムは

リラックスしてないと

活性化しないんです。


ストレスがかかると

ステロイドホルモンというのが出て

免疫を抑えてしまう。


ストレスをなるべく忘れ

良いことも悪いことも流れていくんだという

リラックスした気持ちで

世の中をとらえるのが迷走生活なんです。」



ソースはコチラ





人類に限らず

ウイルスやその他の生物

いや、この自然界が動的平衡という

物理法則で存在している



すべての生命は

一瞬たりとも留まることなく

常に動き続け

流れ続け

変化し続けている



私の細胞も

分子原子レベルで見れば

一瞬たりとも同じ状態はなくて

常に分解と合成

破壊と創造

排出と挿入が繰り返され

細胞の入れ替えが行われている



そうやって

動き続けながらバランスを保っている




もちろんウイルスたちも



ならばその動きを止めよう

無くそうとする行為は

無理があるし

そうすることによって

他にしわ寄せがきて

バランスを崩してしまう事にも

なりかねない



強力なワクチンを

ブチ込めばブチ込むほど

ウイルスも必死に

変異を繰り返すわけで







多様な抗体を生成する

遺伝的原理の解明で

ノーベル賞受賞した利根川進博士は

私たちのもつ自然免疫の

ポテンシャルの高さを伝えてくれる



100億個以上も存在する

病原体に対して

私たちの体の

免疫システムの武器である

タンパク質は3万個ほどしかない



ってことは

99億9997万個の武器が足りない



その足りない武器を

どうやって調達しているのか



免疫系と呼ばれる

武器製造システムでは

自由に突然変異を起こして

その病原体に合わせた

武器を作れることが

利根川先生の研究でわかった



99億9997万個の武器を瞬時に

オーダーメイドしてるってわけ



すごいね、私たちの体

私たちの自然免疫

最強だわ



その免疫を活性化させるためにも

リラックスした迷走生活だね