12月17日の産経新聞「極言御免」に「菅元首相の反論に返答する」という記事が出た。しかしこの「返答」には私が反論した最も重要な点について何も返答していない。

つまり12月10日の私のブログによる「反論」の冒頭で、「今日の産経新聞の『極言御免』に海水注入問題で、2011年5月21日付の「首相激怒で海水注入中断」という虚偽の報道記事に続いて事実誤認の記事が出た。」と述べた。

つまり産経新聞は安倍晋三議員の「海水注入を止めたのは菅首相」という虚偽メルマガと同じ内容を、安倍氏のメルマガの翌日一面で報道。この記事が虚偽報道だという私のブログでの反論に対して産経新聞は何ら返答していない。つまり虚偽であったことを肯定も否定もしていない。「返答」できないため黙殺しようとしているのだ。まさに報道機関として恥知らずな「返答」だ。

産経新聞は他の新聞の虚偽報道については激しく追及するくせに、自らの虚偽報道については黙殺するとしたら報道機関としては卑怯であるばかりか、報道機関としての資格はない。この最も重要な点について、今回の「返答」と同じように紙面上で返答されたい。