僕が本当にしたいこと | 学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ

学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ

かなりマニアックなバスケットノウハウ提供します。

こんにちは。


フォーカスを変えることで
プレーヤー、指導者を成功に導く
考えるバスケットコンサルタント 会長Naoです。



プレーヤーの皆さん
なぜバスケットをしているのか、考えたことありますか?
指導者の皆さん
なぜバスケットを指導しているのか、考えたことありますか?


学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ


僕は毎日それについて考えています。



自分はバスケットを通じて何を得たいのか?与えたいのか?

いつも考えるようにしています。



2013年の2月から
会社員、夫、父、プレーヤー、会長、コーチ・・・
複数のわらじを履き替えながら
与えられた時間の中、可能な限りの行動を行なって来ました。



オンライン(インターネット)、オフライン(バスケット教室、セミナー等)で
多くの指導者やプレーヤーの方々と触れ合う機会を持たせて頂き、
様々な現場の声を聞かせて頂きました。


学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ


がむしゃらに動いたこの5ヶ月間は
自分自身とも対話する時間となりました。


何のために自分はバスケットを伝えているのか?
バスケットを通じて何を得たいのか、感じたいのか?
実際にやってみてどうだったのか?

様々な「何?」「何で?」を自分に対して行なって来ました。



感じたことに仮説を立てては検証(反証)を行い、
自分のこころの奥底にある本当の心理(真理)について”考える”作業を行なって来ました。


そして一つの”答え”が見えてきました。



自分が本当にやりたいことは

バスケットをTeachすることではない。



Teachとは教える側から一方向で知識や経験を伝えることです。
これは教えたことが、本当の意味で”伝わった”になるかどうかまでは分かりません。
時に自分の考えの押し付けになることや、ひけらかしや衒(てら)いと解釈されることも考えられます。



僕がやりたいのはこれではありませんでした。



僕が本当にやりたいことは

クライアント自身に”考えて”もらい、意識をもって行動してもらうことでした。



これを思ったとき僕の取るべきスタンスは
Teachではなく、
Coach(コーチ)だということに気付いたんです。


Coach(コーチ)とは
クライアントに”気づき”を与えること、
クライアントが見えていないものに焦点を当て
クライアント自身が考え、答えを導くための手助けをすることです。


自分の知識や経験を情報レベルで提供はしても
あくまでそれはトリガ(きっかけ)であって
大切なのは
クライアントがそこから何を得、何を気づき、どう行動に移したか。
クライアントが主体となって目標に向けて創造していくプロセスをサポートしたいと思うようになりました。


クライアントが明確なゴール(目標)に向かって本気になり、
全力を尽くす姿を応援したいと思うようになりました。


クライアントが目標を達成したときの喜びの表情、
バスケットが上手くいった時の満面の笑顔、
これに触れたいと思うようになりました。


僕がやりたいことの本質は”人を成功に導くこと”だと気付いたんです。


学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ


自分がバスケットで望んだ結果を得られた理由は何なのか?
再現性を持ったノウハウとして伝えられることは何なのか?

この5ヶ月間ずっと考えてきたテーマです。


考えに考え、さらに思考を拡げ
ようやく一つのキーワードを自分の中にヒットさせるに至りました。
これだっ!と腹にストンと落ちる、自分の中での黄金律を見つけることが出来ました。


バスケットで望む結果を得るために必要なこと

それは

”目標達成に向け必要なものにフォーカスを向けること”

これじゃないかと思ったんです。


この5ヶ月間、再現性を持ったノウハウが何なのか、

”バスケット”と”成功”を結びつける汎用的なノウハウが何なのかをずっと探し求めて

ようやく辿り着いたのがこの“フォーカス”という言葉でした。

全ての物事の結果は”フォーカス”から始まるのではないかと思ったのです。



全国大会に”フォーカス”が向いていない選手は全国大会で成功することは出来ないだろうし、
練習の意図に”フォーカス”が向いていない選手は、正しく練習を行うことは出来ないだろうし、
バスケットをやる意味に”フォーカス”が向いていない選手は、いつまでも”やらされ”から脱却できないだろうし、
監督に怒られないことに”フォーカス”が向いている選手は、本当の意味でバスケットを楽しめていないだろうし。


何にフォーカスを向けるかで、得られる結果は変わってくると思うんです。



プレーヤーが言ったことをやらない。
毎回同じ失敗をする。
バスケットの現場で良く聞かれる声です。


例えばプレーヤーがスクリーンアウトをしない。
なぜ多くの現場でこれが問題に上がるのでしょうか?

理由は一つだと思っています。



スクリーンアウトをすることに”フォーカス”が向いていないから。


バスケットをしたことがある方なら
スクリーンアウトをしなければならない理由は分かっていると思います。


『SLAM DUNK』を読んだことがあれば
未経験者でも理由を説明出来るかもしれません。



”答え”は皆自分の中に持っていて、やろうと思えば出来ること。
なのにいざコートに立ったとき、それを行うことが出来ていない。

何でこういうことが起こるのか?


答えは一つだと思っています。


そこに”フォーカス”がないからです。


必要なこと、すべきことに意識を向けず
漫然とプレーをやり過ごしている状態になっているからです。


ハビットスポーツ(習慣のスポーツ)と呼ばれるバスケットにおいて、
このことは最も恐ろしいことだと思っています。


ステップバイステップでチームが成長していくことを考えた時
自分たちのプレーを客観視する目を持てないことは、成長の大きな足枷になると考えます。

”出来ることをやらない”
いつまでもこのレベルから脱却出来ず、さらに上のレベルを目指すことが出来ません。


必要なのはそこで立ち止まって、取るべき行動にフォーカスを向けるだけなのに。



僕はこれを解決するために”コーチング”が必要なのだと思っています。
プレーヤーに”気づき””フォーカス”を与える”コーチ”の存在が必要なのだと思っています。


学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ


自分が日本一になるまでの過程を振り返ってみて
最も必要なリソース(資質)が何であったかを考えたとき


”必要なことにフォーカスを向ける目”

これじゃないかと思ったんです。



僕が行なっていたのはセルフコーチングによる
必要なものへのフォーカスです。



これは昔から自分の中でオートメーション化され、
無意識レベルで行うことが出来てきました。



監督に怒られたくないから。
これにフォーカスして、プレーを選択したことはなかったし、


楽しくないから
これにフォーカスして、練習の取り組みを変えたこともなかったし、


いつもバスケットで得たい結果を得るために必要なことにフォーカスを向けてきたように思います。


バスケットにおいて
それをやる意味は何なのか?
それをより正しくやる方法はないものか?
自分で意味を考え、咀嚼して、説明出来るレベルまで理解して
守破離、検証(反証)のプロセスを経て、より良いものへと改良を重ねる努力をして来ました。


得たい結果を得るために必要なことにフォーカスを向け続けてきました。

これが自分がバスケットで日本一を取ることが出来た大きな要因だと思っています。



バスケットの現場でよく言われる以下の質問があります。


”楽しさ”と”勝つこと”どちらを優先すべきでしょうか?


僕はこの質問をされたときこう答えるようにしています。


バスケットで成功しようと思ったら
”楽しさ”より先にフォーカスすべきことが沢山あります。


僕は子供の頃から
競技者としてバスケットをプレーしてきて、

どうやったら上手く相手をディフェンス出来るだろうか?
どうやったら簡単にスコアを取ることが出来るだろうか?


これらにフォーカスを向けてプレーをしてはきましたが、
これらに優先して、”楽しさ”を求めたことはなかったです。


23年間バスケットをやってきて、この順番が変わったことはありません。


その結果バスケットを楽しめたかどうか?

はい!とても楽しかったです!!
でないと23年もバスケットを続けていないと思います。


僕が思う”楽しさ”とは
いつもそこにあって感じられなければならないものではなく
意識を向けた時にそこに居てくれればそれで良い。
”楽しい”と思うまでに多少のラグがあっても良いと僕は思ってやってきました。


”楽しさ”と”勝つこと”は決して対極にあるものではなく
少し見方(フォーカス)を変えることで、共生させることやシナジーを得ることは可能だと思うのです。


バスケットに限らず物事に成功した人とそうでない人には

何にフォーカスを向けたかの違いしかないと思っていて


バスケットで成功している人は、結果を得るために必要なことにフォーカスを向け、行動しただけだと思うんです。
自分のリソースにフォーカスを向け、戦略を立て、行動しただけだと思うんです。


そこには当然”楽しさ”も在ったと思いますし、

何かを放棄して目標を達成しようとしたわけではないと思うんです。



僕はセルフコーチングを行うことで自分のフォーカスをコントロールし、

行動の意味付けを自分に行い、高いモチベーションを維持してきました。


自分のセルフコーチングのやり方は至って簡単。


”得たい結果を得られなかった先の自分にフォーカスを向けること”


です。


簡単にドライブで抜かれたらどんな気持ちになるだろうか?
簡単にシュートを決められたらどんな気持ちになるだろうか?
ゲームで負けたらどんな気持ちになるだろうか?


痛みをオートクライン(取り出す)することで、痛みのレバレッジを働かせ
モチベーションを最大化させてきたのです。


一見ネガティブ(裏の)な側面に意識を向けているようですが、
これだけ自分に必要性を諭してくれて、動機付けを行ってくれるものはないと思っています。


これを行なってきたことで
バスケットにおける行動をブラッシュアップさせることが出来ました。


これは勉学や仕事、その他分野でも大いに役立つ、非常にパワフルな方法だと思っています。


僕はフォーカスをコントロールすることで
バスケットのモチベーションを瞬間的に最大化する方法も見出しました。


その方法は

今この瞬間、バスケットが出来なくなった自分を想像してみること

です。


退屈。
辛い。
さみしい。。
悲しい。。


バスケットが出来ない痛みに”フォーカス”を向けることで
バスケットが出来る喜びを再認識できるようになるんです。


一緒にプレーしてくれるチームメイトや監督・コーチ、体育館、自分を支えてくれるバスケットシューズ。
これら全ての環境に感謝できるようになるんです。

今の僕は、自分を応援し、支えてくれる家族への感謝の気持ちが最も大きいです。


バスケットが普通に出来ると思うだけで満たされた気持ちになる。
エネルギーが湧いてくる。
うきうきワクワクしてくる。


今この瞬間に、たった一瞬でそれを感じることが出来るようになるんです。


行ったことはただひとつ。


フォーカスを変えただけ。


これは人生のあらゆる場面で使えるテクニックで、
今この瞬間のフォーカスを変えるだけで、
”幸せ”や”有り難さ”の捉え方が変わってきます。



僕は人間が何かに惰性になったり、3日坊主になったり、先延ばしにしたりする理由は
たった一つじゃないかと思っていて

それは


明日にフォーカスを向けるから


じゃないかと思うんです。



明日のことを考えるから

しんどくなる、気が遠くなる。
先延ばしようとする怠惰な気持ちが芽生えてくる。


今この瞬間にだけフォーカスを向け、
今この瞬間しかないんだと思い、
今この瞬間にだけ全力を尽くす。


”今”を感じることだけに一意専心していれば、先を当てにして怠けたり、
起こってもいないことを憂いたり、苦しんだりすることはなくなると思うんです。


そもそも明日が当たり前のように用意されているわけじゃない。
親の死に目に居合わせたこと、3・11から僕はそれを強烈に意識するようになりました。



人生は有限。
バスケットが出来る時間も有限。


これを思うようになって、毎日に対する”フォーカス”が変わりました。


毎日が普通にやってきて、朝日を浴び、新鮮な空気を吸えることが幸せ。
健康な身体でバスケットをプレー出来ていることが幸せ。
家族や仲間が平和に過ごせていることが幸せ。
こんなふうに当たり前の毎日に感謝することが出来るようになりました。


僕が毎朝唱える言葉があって

今日が人生最後だとしたらどんな思い出を作れるだろうか?
今日が人生最後だとしたらどんなベストを尽くせるだろうか?


毎日に対し、そんな”フォーカス”を持ったとき、
僕はこの上ない力を手に入れることが出来ました。


”何にフォーカスを向けるか”

これは目標達成に向けて自分をコントロールするための必要なスキルであり、
人生を幸せに生きていく上でも効果的なノウハウだと思っています。



フォーカスを変えることでプレーヤー、指導者を成功へと導きたい。


これが5ヶ月間がむしゃらに走って見えてきた僕の中での”答え”です。


学生・社会人で日本一を経験した男の門外不出のバスケットノウハウ


当ブログでは、
自分の23年に及ぶバスケットキャリアの中で構築した
・フォーカススキルを駆使したサクセスノウハウ
・オリジナルの技術ノウハウ
・バスケットフィロソフィー(哲学)

などをお伝えしていきます。


僕のフィルターを通した、僕オリジナルのストーリー


”考えるバスケット”の世界にお付き合い頂けたらと思います。