初回の個人レッスンで僕は
必ずこう質問している。
「1番なおしたいところ。。
こういう風に歌えたらいいなあと
思うところはどこですか?」
答えの人気NO1は
25年前から変わらない。
「高音を発声したい。」
これは様々なジャンルで共通したものだ。
シャンソン、歌謡曲、演歌、J-POP、ROCK
etc。。。
実はただ単に発声するだけなら
たった30分の体験レッスンで
かなりの方が発声出来てしまう。
高音が発声出来ない多くの方々は
肩をおもいっきり上げて
肩を揺さぶりながら歌ってしまっている。
ラジオ体操の「深呼吸~~」って感じだ。
さあ、高音を出すぞ!とばかりに。。
僕はこれを「ジャイアン」の歌い方と生徒さん
に説明している。
そうするとイメージがしやすいからだ。
これはいけない理由がいくつもある。
まずは重心だ。上半身に力みが入ると声帯がしまる。
こういう方のなおしかたを無料でレクチャー!
ということで!【裏テクシリーズ】パチパチ~
【裏テク①】
高音発声時に
膝小僧を合わせる感じで歌うと
発声しやすい。
たったこれだけでも高音が発声出来るのだ。
裏テクとしてはまだまだある。
【裏テク②】
喉仏をさわってごらん。
そしてできるだけ
高い声を発声して(小さな音量で)
喉仏が上がるはずだ。
これは声帯を輪状甲状筋という筋肉で
引っ張っているからだ。
これは声門を閉鎖してしまうが
声帯の筋肉を鍛えてくれる。
これは日々のトレーニングが必要だが
けっこう目から鱗ではないだろうか。
まずは小さい音量で行い
徐々に音量を上げると
かなりの方が発声出来てしまう。
まだまだ裏テク紹介!
【裏テク③】
僕たち人間の音域は、実はクセにすぎないのだ。
毎日、日常でのしゃべり方のクセだ。
お父さんお母さん、ともに
しゃべり声が高い家族に生まれた子は
声が高い場合が多い。
これは遺伝的要素よりも、環境的要素の方が大きい。
だから歌唱時に高音を発声したいのであれば
日常しゃべっている声を高くすればいいだけ。
これは僕自身、19歳の時
意識して喋る声を高くした結果だ。
2週間位で高音域が楽に発声できるだろう。
【裏テク④】
高音部分はすべて裏声で歌う。
さらに母音でうたうといい.
例えば「愛している」という歌詞の場合
「A I I E I U」と歌う。
裏声の強化には最適だ。
歌い方の基本を高音域はウラ声で発声するようにする。
これは意識の改革さえ出来ればすぐに出来る。
歌いこめばウラ声が太くなる。
(注:ファルセットとウラ声は違います。
息の量の多い歌い方がファルセット。)
【裏テク⑤】
まずは、今現在の最高音をピアノを使い知ってほしい。
今はスマホで無料でピアノの鍵盤アプリがたくさんある。
最高音を知ったらその半音上を
今度は短くスタッカートで「HA」と発声してほしい。
その音を距離を感じながら
少しずつ長く発声するようにする。
その繰り返しで高音を伸ばす。
あと、みんなから良くある質問は
「練習時間はどの位やったらいいの?」という質問が多い。
毎日20分でいい。
そのかわり毎日だ。
それか、がっつり
2時間以上ボイストレーニングをして
2日休むでもいい。
声帯の筋肉組織は
72時間の休養があると育つのだ。
長年トレーニングをしている方はこちらの方が良いと思う。
実は今日のレクチャーは裏テクとかではなく
ちゃんとした練習方法なんだ。
本当は腹式呼吸での歌唱方法を
しっかり会得してからなのだが
まずは結果出さないと
モチベーション上がらないもんね。
「僕にも高音出せるんだ!」
という笑顔や歌が好きという想い
いいイメージがあれば腹式呼吸は
あとから会得してもいいと思うのだ。
頑張ろうね、
応援しています!