完全に冬の到来で広島アジングも終盤戦に突入か?
お陰様で
アクセスは上昇。
誰のお陰様かって?
そりゃ…
【野次馬】様と【アンチ】様と健全な読者様のお陰だ。
良くも悪くもclass俺ってとこか。
さて、久し振りの
【海猿的アジング考察】
今回のテーマは…
【アジングの常識】
と、題してみた。
中身は以前に触れたことの有る内容になるが、プラスαして書きたいと思う。
が、書きながらお題からズレていくのはいつもの事なのでご了承を。
本題
そこらの雑誌やメディアで恥ずかしげもなく放たれる【アジングの常識】の最たるモノは…
◎アジはバイトがあったら即合わせしないと掛からない
ま、どのメディアでも【常識】とされ、当たり前のように認識されている事ではないだろうか?
そして、アングラーは必死になってバイトを感じようと集中し、鼻息荒くフッキング!
掛かれば…
『よし!やった!』
掛からなければ…
『アワセが遅れた!』
『吐き出された!』
『もっと早く!』
『もっと高感度のタックルなら掛かるんじゃ?』
と、考える。
しかし、実際はどうだ?
というか、俺がこれまで釣ってきたアジ、数千匹に対して、メディアの言うようなバイトを感じようと集中して鼻息荒く
バイト→即フッキング!
で、掛けたアジは1匹も居ない。
そう、1匹も居ないという事実。
普通に構えて、普通にの人間の持ち得る反射時間でアワセるだけ。
class俺の反射神経がズバ抜けているのか?
否、そんな事はない。
極めてclass普通である。
その結果、メディアの胡散臭い即フッキング理論を論ずるアングラーの釣果に劣ったと感じたこともない。
これがreal、現実。
しかし、蘊蓄アングラーに
『いや、貴方の知らないアジングもある』
と、言われればそれまで。
だが、仮にあったとしてもそれは極、極、極稀な状況下ではないか?
それなりに色々なエリア、時期でアジングをして来たのだから、そんな状況が頻繁するならば、とっくに誰かにギャフンと言わされているハズだ。
ま、巷で言う
【軽量リグでしか釣れない理論】
のオカルトと同じ。
◎軽量リグでも釣れる
◎即フッキングでも釣れる
ということで…
【アジングの常識】
即フッキング!
これは【オカルト】認定させて頂きます。
それでも
『そんな事はない!』
と、考える方は是非ともご一緒させて下さい!
そして、いつも通りのアジングをするclass俺をギャフン!と言わせて下さい!
さて、このオカルトの真意、何故そのような事象が生起するのか考えてみた。
先ずは、アジのバイトを簡単に④つに別けてみる。
①一気に吸い込むバイト
(トンッ!普通に出るバイト)
②トラウトの様に触れるだけのバイト
(チッ!と、かする様なバイト)
③ゆっくりくわえ込むバイト
(ぬぅ~と抑えこむバイト)
④ワームのしっぽだけくわえて暫くして全てくわえ込むバイト
(ぬぅ~でアワセても掛からないバイト)
簡単に④つに分類したが、以前に考察した【バイトの出方の変化】とは違い、時期やポイントや活性、食性による違いである。
さて、上に挙げた④つのバイト
④のバイトを除き、全てフックポイントが口に入ることも、入らないことも有る。
①の場合、ほとんどが口に入るが、入らない事も生起するし、②のバイトではフックポイントが口に入ることが稀である。
何れにせよ、同じポイントでもバイトの小さい状況、所謂、活性の低い状況(人間のあてつけ)では①のバイトもショートバイトになり、口の中までフックポイントが入らない状況が生起すると考えている。
繰り返すが、いずれのバイトでも一発でフックポイントが口に入らない事は有る。
そんなショートバイトが多発する状況では当然、普通にアワセても掛かる場合、掛からないバイトがあるわけで……
神経を研ぎ澄ませて即アワセしたところでフックポイントが入っていないバイトならば掛かるはずもない。
そこで【オカルト】解釈が生起する。
たまたま口にフックポイントが入った時に神経を研ぎ澄ませ即アワセ!
『掛かったっ!』
という構図である。
さて、
◎フックポイントが入っても即吐き出される
それは有るだろう。
しかし、巷で言われているアジが吐き出すまでの時間、0,3秒
人間技では対応出来るハズもない。
ということは?
バイトを感じて普通にアワセを入れて掛からないバイトはアングラーには全てショートバイトとして認識される。
文章では説明が難しいのだが…
アジが瞬時に吐き出すバイトを人間が意図的にフッキングさせることは不可能ということである。
しかしながら、そんな状況でも上手く吐き出せないアジも居るはずである。
吐き出す途中にフックポイントが口に干渉して、上手く吐き出せずその結果、人間のぬるいアワセに掛かってしまう。
そこでまた…
【オカルト】解釈が生起するのではないか?
同じポイントでもアジのバイトは同じではない、全体的にショートバイトが多発する状況でも、ガッツリと飲み込む固体もいる
アジの固体差に限らず
海中のリグの状態や、ラインの弛み具合やバイト方向、更にアングラーの立ち位置とリグの関係で潮上でバイトなのか潮下でのバイトなのかによって
更に、ワーム、ジグヘッド、ライン等の物質的な要因によって…
同じバイトをもらっても
フックポイントの入り方は変化
するのである。
ようするに…
ショートバイトが多発する状況ではアワセのスピードは関係ないのである。
とはいえ、人間。
自分でも必死にショートバイトを掛けようとすることはある。
それはバイトに対するアワセスピードではなく…
如何にフックポイントを口に入れてやるか
であり、ワームのシルエットや、ジグヘッドの重さ、ラインテンション等を変えることである。
完全に話しが逸脱したので戻そう。
以上、
【即フッキングでないと釣れない】
という
【アジングの常識】は…
オカルト
である。
というのが自分の考えである。
もう1つ
【即アワセしないとバレやすい】
これは真実である。
が、その即アワセは凡人の反射神経で十分
即アワセというよりも、【普通にアワセ】
れば良い。
さて、【アワセないとバレる】理由
長くなってきたので簡単に説明すると
◎ジグヘッドの向き
が関係している。
いつの間にか掛かったアジがバレやすいのは、ラインテンションが抜けている状況、または、食い上げバイト等の場合が圧倒的に多い。
即ち、普通はラインアイにテンションをかけることでジグヘッドのフックは上向きに安定するのだが、ラインテンションが抜けることでジグヘッドの姿勢が崩れ易くなり
結果、上顎を捉え難くなるのである。
ということで
【即フッキング】=【上顎フッキング】
もオカルト認定。
上顎を捉え易くするには如何にジグヘッドの姿勢を安定させた状態でバイトさせるか
である。
以上、【考察】終わり。
今回、意図的にこのお題にした理由
脱皮できない蛇は滅びる。
その意見をとりかえていくことを
妨げられた精神も同様だ。
ドイツの哲学者であるフリードリヒ・ニーチェの言葉である。
アジングなんざまだ発展途上の釣り
そんな歴史もない釣りで
マジョリティの発する【常識】にとらわれそれまでの【常識】から脱皮できないと進歩はない。
アジングで例えるならば、先に書いた【常識】等であり、またタックルもしかりである。
いつまでも凝り固まった思考で過去に発した己の理論から脱皮できない者はそれ以上には成り得ないのである。
そう囀ずる俺も今、こうして偉そうな理論をぶちまけているものの、それが間違いだと気付けば自分の意見や理論をいとも簡単にねじ曲げる覚悟があるのである。
おしまい。