大都会に咲き誇る

とても、色合いの良い

キレイな桜でした。


キレイな一瞬です。


この桜をみて

ふと、、、百人一首に選ばれている

小野小町の和歌を思いました。



『花のいろは移りにけりないたずらに

 我が身よにふる ながめせしまに』


ええ、有名な和歌。


一言で簡単に言ってしまえば


『私の若い頃はキレイでモテたのよ。』



もう少し詳しく、、、言葉を紡いで現代風に訳すと


『私もすっかり老けてしまったけど、

 キレイな花だって色褪せて退化していくのよ。

 長く降りしきる雨を見ながら若い頃を

 思い出していたのよ。』

 


日本語って難しいと思いません⁈

言葉の表と裏側。



夏目漱石がアイラブユーを

『お月さまがキレイです。』

なんて訳すぐらいです。


日本人の控えめさと思慮深さに

言の葉を紡ぐ裏側に隠された本心があり

日本人の言の葉を紡ぐ感性に

驚かされます。



で、私はこの桜をみて

『私も若い頃はキレイで

 モテたのよ〜。』

なんて言いたいのではありません💦



桜が今年も各地でキレイに咲き

人々の心をとらえ

癒してくれることに感謝し



私も、そのように感じ感じられる人でありたいなぁ

と思ったのでした。