本日の内容は、以前アップしました
「有馬温泉一泊旅行♪付き添い」の
記事を再レポートし、外出支援の詳しい流れを説明いたします。
こんにちは。
外出支援コーディネーター
小嶌真央子です。
今回は提携会社 「旅のトータルサポーターあるく」の
施設ご入居者様からのご依頼でした。
半年前まで、年に何度もご夫婦で旅行を楽しんでいましたが、
突然奥様が倒れた事により認知症になってしまい、
現在、奥様は施設に入居されています。
ご主人は、施設と自宅の往復の毎日です。
「これからも、夫婦で旅行を楽しみたい」
ご主人の切実な願いで
今回は、近場の有馬温泉で様子をみてみたい。
と言うことで依頼されました。
認知症になった妻が可哀想や… と、
ご主人は、日々、奥様の介護を見守りながら
「もう一度、○○子を旅行に連れて行ってあげたい。」
「○○子に喜んでもらいたい」
そして、
「自分もゆっくり温泉に浸かって、美味しい食事して、○○子の顔見ながらビールをいっぱい飲みたいんや」
と、ご主人の毎日の疲れを取る事も目的でした。
今回は旅館でゆっくりする事をメインとしていましたので、他は何も決めない旅です。
奥様が入居されている施設に伺い
ここで始めての対面となります。
・・・私がこのお仕事で、
特に気を付けているのが
第一印象です。
服装には
清潔感があり、オシャレ感もある。
動きやすくて、娘の様な親しみを
感じていただける様に心がけております。・・・
そして旅行と付き添い代金の打ち合わせと、確認をします。
奥様と、お話しをしながら
どれ位の認知なのか、お身体の状態等を
拝見致します。
車椅子を使用されますが、
お手洗い等、少しの距離は
手引きで歩行できます。
トイレ介助もほとんどありませんでしたので、
私1人での対応で充分可能でした。
反対に
車椅子からの、移乗が全く出来ない場合は、
安全面を考えて私の対応は、
お断りさせていただきますが、
（株）あるくのスタッフに変更となります。
待ち合わせ時間の11時に
施設へ、お迎えに行きました。
施設から、有馬温泉へは、ご主人が手配した普通タクシーで、出発です。
ご主人が隣に居ないと奥様が不安ですので、
車椅子から、後部座席への移乗を手伝います。
車椅子は、折りたたんでドライバーさんが
トランクに入れてくれます。
行き先は、有馬温泉の中の坊瑞苑です。
チェックインは、13時ですので
途中のドライブインでトイレ休憩と、
昼食を済ませました。
奥様のトイレ介助は、こまめに私がさせていただきます。
食事の際もチケットの購入から、運んだり片付けまでさせていただきます。
今回は、奥様の食事介助は、ほとんど必要ありませんでしたので、
ご主人の横で召し上がっていただきました。
落ち着いた所で、再び「中の坊瑞苑」を目指して出発しました。
タクシーの中では、奥様はやはり不安なのか
ご主人の手を握っていました。
ご主人もその手に答えるかの様に
しっかりと握りしめ、
「○○子、大丈夫やからな！」
「安心しぃや！」
「小嶌さんも付いてくれてるからな…」
と、私の事も気づかいながら、
奥様の事をこんなにも想うご主人の
献身な姿に真の愛情を感じました。
それと同時に
私は、
このご夫婦の為に、
精一杯、絶対に
良い思い出を持って帰ってもらおう！と、
強く決意しました。
続く
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小嶌 真央子のプロフィール
大阪府在住 外出支援コーディネーター（grace return escort）
リハビリアシスタント、リハビリデイサービスなど、15年間医療、介護の現場に勤めた後にオシャレに特化した外出支援サービスで起業。2年半で１００ヵ所以上の同行しリピート率１００％のサービスへ発展。提携先様と共にお客様やご家族に喜ばれる新しい形のオシャレに外出を楽しめるサポートを行っています。
