ルーマニア旅行記 2007/9/15~9/24(25)


9/16(2)

ブカレスト市内を少し観光しただけなので、まだ時間は朝早い。

少し肌寒い中、統一広場で次の観光地『国民の館』の

外観写真を撮りながら10時の開館を待つ。


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とにかく大きくて私のデジカメでは全部入りきらない~っ!


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違う角度からの全体像。デカッ!


『国民の館』は1984年、故チャウシェスク大統領の手により

建設された、世界で2番目の大きさを誇る巨大な宮殿。

建築に携わった建築家は約700人、労働者は2万人以上。

建設費は日本円で約1,500億円と言われている。


それだけ莫大な人力とお金で造られた宮殿の大きさは

地上8階、地下5階、延べ床面積は約33万平方キロメートル。

そして、部屋数は3,000以上、エレベーター49基、

シャンデリア28,000個、・・ともう何から何まですごい数。

そのため、現在では230人もの清掃員が働いている。


ここからはしばらく宮殿の写真をご覧ください。。


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床に敷かれている100m以上ある絨毯は継ぎ目がない。


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シャンデリアの多くは純クリスタル。

天井はルーマニア製の総大理石造り。


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あまりにも電気代がかかるためシャンデリア

全て点けずに節電・・。


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く、暗い・・。写真撮ってたらいきなり電気消された。(-゛-;)


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大理石の床!

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大理石の壁!(ピンク色の大理石は珍しい)

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大理石の階段!

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大理石の柱!

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大理石と私!

ちなみに階段の後ろにかかっているこの宮殿で

一番長いカーテン(ちゃんと写ってないけど)は

長さ18m、総重量1t。


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総面積2,200平方メートルの大ホール。

 

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バルコニーからの統一大通りの眺め。

通りの両サイドに建つ建物は旧共産党幹部の住んでいたアパート。

観光はじまったばかりで、宮殿での写真の私はちょっとおすまし気味。

 
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これは国会議事堂として使用されているホール。

 

とにかく広いこの『国民の館』

ガイドについて歩き、宮殿内一通りの観光を終えたら

けっこうな時間が経っていた。

数えるほどの部屋しか見ていないのに・・。


広くてとても豪華なのだけど、なんだか冷たい感じがして

私には大きな感動が感じられなかった。

建物内部が全体的に(節電のため)薄暗くて

大理石でヒンヤリとしていたせいかもしれないけれど、

偉大なチャウシェスク政権の影で大きな負担を

国民が受けていた(現在も受けている)、という事実が

あるからそう感じたのかもしれない。


『国民の館』と言う名前がついているけれど、この宮殿は

ルーマニア国民のために造られた建物ではないのである。