ラーメン二郎会津若松駅前店に行きました。
お盆の週の次の日曜日のことです。
ここ数年この時期に青春18きっぷを使って鈍行電車&遠方二郎という電車旅をしています。
ご存知だとは思いますが青春18きっぷとは、学生が休みの期間中(春・夏・冬)にJRから発売される1日各駅~快速乗り放題のチケットです。
5回セットで1枚になっていて、5回使っても良いし5人で1枚でもOK。
名称は「青春」とついていますが、購入するのに年齢制限は無くて、バラ売りもしていません。
気になる値段は\11850/5回セット。
1日あたり\2370という計算になりますが、一人で全部使いきるのは僕の場合ちょっと大変なので、期間の最後の方に使いきれなかった人が金券ショップに売却する「残り1回」のモノを探します。
今年は神田のチケットショップで\3100で入手。結構安く買えたと。
さて、青春18きっぷで東京から日帰り出来る遠方二郎は、仙台、新潟、会津若松。
札幌は海を渡る電車が北海道新幹線だけになってしまったので、そもそも青春18きっぷでの上陸は不可能です。
仙台を目的地にすると、ほぼ始発での移動になるのですが、今回の会津若松だと朝7時前に新宿を出発して12時前に到着することになります。
新宿~赤羽~宇都宮~黒磯と順調に乗り継ぎ、黒磯で1つの関門を迎えます。
黒磯駅では乗り換えにホームを跨ぐ必要があり、乗り換え先の電車が短い為に所謂「椅子取りゲーム」→通称「黒磯ダッシュ」というエクストリームスポーツがこの時期開催されています。
勝者への近道は幅の狭い階段の位置を確実に把握すること。
僕は過去の経験と参加人数の少なさから今回ぶっちぎりの1位を獲得しました。
黒磯の次の乗り換えは郡山。ここから仙台方面に向かう人とは別れて磐越西線に乗り込みます。
この磐越西線からはクロスシート(線路とシートが垂直)になるので旅感がグッと高まると思っていたり。
天気も次第に良くなってきて、文庫本からたまに目を上げると、こんないい風景が車窓から望めます。
そして会津若松駅に到着。ざっと5時間超の道程でした。
会津若松駅から徒歩2分でラーメン二郎会津若松駅前店に到着。
並びは外待ち3名。
券売機のメニューはラーメンとつけ麺。
会津若松駅前店のつけ麺はエビ味なる独特なモノなので、ラーメンとも迷いましたがソチラを選択しました。
キレイな色の食券を持って店内待ち用の丸椅子に座って待ちます。
壁には会津若松駅前店オリジナルのチャリティTシャツ\2500のサンプルも飾られていたり。
店内はL字形カウンターと小上がりにテーブル席が3つありますが、回転は良くありません。
テーブル席では食べ終わった後にワイワイ話している団体さんや、カウンターではまだ食べている同行者を待っている人がいたりと行列の無い通常のラーメン屋さんみたいな雰囲気です。
やがて席が空き朱色のちょっと色褪せてきたカウンターへ。
厨房には店主さんと壮年の男女の助手さんがいて、何だか家族経営みたいな雰囲気。
カウンターの前の衝立と言うか壁が高くて厨房内の様子は分かりませんが、やがて僕のつけ麺が配膳されました。
小つけ麺\800+ニンニクです。
つけダレはラーメンよりも小振りな丼に入れられて具材も何も入っていないタイプです。
麺が入っている丼には野菜や豚・ニンニクも盛り付けられていて、もうこれだけで小ラーメンみたいな感じ。
野菜は程よいシャキシャキな茹で加減。
ニンニクは結構たくさん。刻みが粗くて個人的好みなニンニクです。
豚は大きくバラ肉の柔らかい肉質で味もしみてて旨いです。豚増しにすれば良かったような気すらします。
当たり前のように天地返しを試みます。
麺はストレートで厚みも分厚く店主さんの出身の野猿街道店や新小金井街道店とは違い、どちらかと言えば池袋や新橋に形状は似ています。
そのまま麺だけ食べてみると茹で加減はだいぶ固めのバツバツの歯応えで、小麦の芳醇な香りを感じる力強いイメージです。
つけダレは二郎の醤油+濃厚なエビといった塩梅で力強い麺に負けてなくて実に旨い。
一気にズバズバ啜って行って気付けば麺の丼は野菜も含めて空になっていました。
スープ割りが出来るのか事前に調べて無かったので頼みませんでしたが、どうだったんだろう。
もし出来るのならば濃厚なエビが入ったスープをチビチビとレンゲで飲みたかったなぁ。
食べ終わって丼をカウンターに上げてご馳走さまと告げてお店を出ました。
そしてそのまま一旦駅まで戻って、写真を撮るのにベストというポジションで1枚パチリと。
うん。天気も良くなってとても良い気分です。
とりあえず駅前のベンチで風にあたりつつ休憩したりしました。