四季桜の宇都宮酒造さんで開催された「南の蔵の会~冬~」に参加させていただきました
春夏秋冬と季節ごとに開催される「南の蔵の会」
今回は「日本酒を五感で感じる蔵見学」そして「新酒祭」です
創業明治4年
JR宇都宮駅から車で約20分の田園風景が広がる鬼怒川のふもとにあります
四季桜 ホームページ
http://www.shikisakura.co.jp/index.htm
どんな料理にもあう日本酒
とりわけ、日本酒の中で一番好きな「四季桜」
この時期はちょうど酒作りの時期の真っ最中で、
普段なかなか見ることのできない酒蔵の見学ができます
趣のある大谷石の蔵が本日の会場です
まず、白衣に着替えて酒蔵見学
マスクと帽子をかぶって
菊池社長みずから、蔵の中をご案内くださいます
酒作りは
一、麹 こおじ
二、酛 もと
三、造り つくり
と呼ばれ、さまざまな行程が同時進行で行われます。
酒用のお米
お酒の材料は、米、米麹、水
まさにお米で作るのが日本酒だと実感します
地元柳田地区で栽培している5百万石や灘の山田錦など酒米
磨きといって、玄米を精米していきます
表面を磨き純粋なでんぷん質を残し
酒の種類によって磨きの度合いをかえていきます
吟醸酒になると50%以下
一番磨く大吟醸は、なんと40%!
そして鬼怒川の伏流線の地下水(軟水)でよく洗米し、
浸水させます
温度も水の量も浸水時間も徹底管理です
酒米を蒸し、冷まして
米麹を混ぜ、発酵させていきます
じっくりじっくり
“酒の母”「酒母」と呼ばれる酛が、大小の泡をはじけさせながら
ぷつぷつと音を立てて呼吸をしています
元気良く発酵していて、顔を近づけると炭酸ガスがすごい~
ちょうど酒船には漉している最中の大吟醸が
この漉し器は「舟」というんだそうで
漉す係りの人を船頭さんってよぶんだそうです
い~~い香り
漉したて大吟醸、飲んでみた~い
温度や湿度などは機械で管理し、その他の作業は全て手作業
機械ではできない手作りの良さを頑なに守っていてます
この酒蔵にはいい酵母菌がいっぱいいるんだろうな~
な~んてことを思いながら酒蔵見学終了
すっかり暗くなった外はぼたん雪がちらつき始めました
わ~♪ 雪見酒だわ~(*^^*)
南の蔵では、お待ちかねの新酒の試飲会が始まりました
テーブルの上にはずらり並んだお酒とお料理❤︎
まずは『はなのえん』で宴のスタートです♪
『日経ビジネス」の「地酒ベスト10」でみごと1位を受賞した『はなのえん』特別に火入れしていない”生”もいただくことができ、両方の風味の違いを味わえました♪
今回特別の吟醸生酒『吟醸貴酒』の無濾過
なんて力強いお酒!!
特別本醸造『貴酒』は「四季桜を愛する会」お客様限定の、まだ発売前の名前のないお酒
そして、微炭酸のにごり酒『冬の華』
これはグイグイいけちゃいそう~~
酔心さんの酒粕をつかったお料理にお赤飯
特製粕汁に体ポカポカ
酒粕甘酒にほっこりして、最後は酒粕の葛餅風❤︎
お酒を楽しみながらお料理も美味しくいただきました
縄文から弥生時代にかけて水稲の渡来以降、米によって日本の酒造りが始まったと言われており
古事記のスサノオのヤマタノオロチ伝説にもでてくる日本酒の歴史は神代の時代までさかのぼり
ご神事には欠かせない大切な役割、神様に捧げるお酒です
米と麹菌と水で発酵させてつくられる日本酒は、世界でも比類のないお酒です
『酒は百薬の長』ですね
“日本酒好き”の皆様と、初めましてでもすぐに和気藹々
美味しいお酒は心も幸せになる素敵なひとときでした
お土産でいただいた極上の「酒粕」❤︎
なにつくろうかな~♪
五感を研ぎ澄ますといろいろ聞こえてくる音、香り、風景
そして味わい
新しい発見や気づきもいっぱいでした!
季節ごとに開催している「南の蔵の会」
またぜひ次回も参加したいです