アミガサタケ | ~原点回帰~

~原点回帰~

いらない思考や思い込み、余計な執着を手放して 『原点回帰』 しませんか?

今年の関西は、私の知る限りでは過去に例のないほどのイエローモレルが大爆発していました!

例年ならブラックしか生えないシロに、ブラックよりもイエローの方が多く生えた所まであり、ほとんどのシロで株立ちが見られ、ブラックの数十倍のイエローを見る事ができました!



私はイエローは食べないので、9割りは残して、標本用に少しだけ採取させてもらいました!

しかし、そんなアミガサタケの採り方を知らずにシロ内を歩き回って探している人達も見かけた為、私の経験を書かせていただきます。

先ず、アミガサタケ(特にブラック)の幼菌は非常に脆い上、落ち葉の下に隠れている事が多いので、シロ内を歩き回れば間違いなく踏み潰して成長を止めてしまいます。

ですので、シロの回りから遠目で探して、まだ出ていなければ絶対にシロ内に足を踏み入れない様にするのが、多くのアミガサタケを生やすコツです。

また、見つけた幼菌を、成長した頃に採取しようと残してきても、次に行った時にはほとんどが干からびて成長を止めてしまっている事が多いです。

ですので、週間天気予報も把握した上で、2~3日は日照りが続く場合は、胞子が熟成した成菌は採らずに、日当たりがいい所の幼菌だけを採るのが、長くシロを保つ事に繋がります。

私は、10本以下のシロでは採取せず、採るのは全体の半分程度にして、すぐにでも胞子を飛ばしそうな個体は残す様にしています。

同じシロでも、2月の下旬から出だす時もあれば、1番遅かった年では4月の下旬に爆発的に出た年もありました。

それほど、天候次第で気温や湿度によって差がある為、他の地域で出だしたからと言って、自分のシロを歩き回って探す事は、せっかくの芽を摘む事にも成りかねないので、一人ひとりが注意して、決してシロを荒らさない様に心掛けていただければ嬉しく思います!


この記事は、投稿の際にFacebookにもシェアさせてもらうつもりですが、私はもうFacebookを見ることはないと思いますので、Facebookにコメントいただきましても、気付かずに返信もさせてもらえませんので、ご了承くださいね!