IHで調整していると、
たまに問題と目標の組み合わせが面白いなと感じる事があります。

先日、あるクライアントさんをセッションをしていたところ、
問題「お金のブロック」に対して、
選ばれた目標は「家族に優しくする」でした。

目標の地点に向かってエネルギーが流れるのに、ある地点で滞りが出来てるとするとそこにある障害物をどけなくてはいけません。
時として障害物が何個かあったり、そして何層にもなって重なっていたりするような気がします。

大きい問題ほど、そうです。

親とのトラウマがあり、
それによって引き起こされた新たな問題があり、その問題は体への支障をきたす原因となっていたり、と数珠つなぎのように連鎖を起こしている場合が多いです。

目標の地点への流れを邪魔するものがA地点、B地点にもあったとすると、
Aの障害を調整した時点では流れは、まだ目標に向かわず、Bの障害物によって、やっぱり目標とは違う方向に流れていきます。
せっかくIHをしたのに何も変わらないし、むしろ思うところと違う事象が起きてくる、となるのです。

そして目標地点に向かって流すには、
次にはB地点の障害をどける必要があります。

だから問題によっては、何度かセッションが必要な事があります。

でも、遠回りになっているようで、
気付くといつの間にか
自分を取り巻く状況が変化していたり、
前よりも楽だな、
前よりも目標に近いなと、
実感ができたり、
いつのまにかその地点にいることに気付く時があります。

私はIHについてそんな風に感じる事が多いです。

先日、IHのプラクテショナー向けの講座の時に、練習として私の先生の雪乃さんにセッションしてもらった時の事です。
実は私はなぜかある事が苦手で、
それについてセッションしてもらいました。
その時のプロトコルは自己強化。
(IHはプロトコルといって、調整のメニューのようなものがあるのです。今度詳しく説明しますね。)

で、目標を設定する時に、自然に考えれば「苦手な事が出来るようになる」が目標になると思うのですが、
でもまったく身体が反応しないので、
結局、それは目標にならなかったのです。

その場合はいくつかのカテゴリーの中から反応するものにヒントをもらいます。
ヒントででてきたのはスピリチュアルというキーワード。
なぜ、スピリチュアルが選ばれるのかはまったく不明なところでしたが、
さて、それをヒントに具体的に目標を設定していきます!

結局、この時はの目標になったものは、
先日、守ってもらっていると言われた守護神と自分をもっと繋げることでした。

その間、ちょろちょろと、その為には「責任を負うことを恐れない」、とか、そこにつながる為のアドバイスがでてきます。

もうここまでくると完全にその苦手な事はどっかにいってしまってます!笑

なんでそうなるのかは別にして、
これも私の中の大きな流れをスムーズにつくるのに障害となっている石の一つをどける作業なのだということはわかります。


そしてセッションが終わり、何日かたったころに自分の中から沸いてきた感情は
苦手なものにあえてフォーカスしない。その必要はない。
でした。


たぶん、そこにフォーカスしないことで、思い込みが変わるのかもしれないし、
もし、具体的に何かが目に見えて変わらなかったとしても、長期的にみると変化していくことは経験からわかっているのです。

こんな風に、毎回、セッションて面白いなぁと、思うのです。