はーい、ども。最近どうにも脳がねっちりと爛れきってる猫木ですよ。
えぇ、もうくどくしつこくねちねちとへんた医さんなぇろを書いてました。………まだ、書きます。←いーかげんにしといた方がよいかも?
(´Д` )


んで、その反動なのか、かわいらしくおバカなものが書きたくなりましたけど、結局いつものよくわからないものになってしまいましたとさ。
そんなノリと勢いのみなものにでござーい☆



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それは、なんの前触れもなくある日ある時突然唐突に。
何がきっかけだったのか、さっぱりわからないけど何故か急に………見えるようになったの。




『あの子にあの子が見えたらどうなる?』




「敦賀さん、社さん、おはようございます!」
ラブミー部へと依頼されたお使いな雑用を終わらせた帰り道、ラブミー部の部室のあるフロアな事務所の廊下。
そこに見間違えようもないくらいに完璧なボディーラインを描く長身なお方とその隣に立つ有能なるマネージャーさんを見つけて走り寄った。
それはもうトラウマなレベルで教育された思い出からペコンと頭を下げ、挨拶をする。
立ち止まってくださったお二人。そんな時にふと敦賀さんを見あげると………微かな違和感。


ん?


アルマンディのジャケットを着こなした敦賀さんの肩。
気になってじっと見つめたそこに、にゅっ!と……小さな小さな手が。
にじにじよじよじと広い肩のその上にちょこんと登って来たのは………
キラキラの金色の髪と翠色の瞳。白いシャツにデニムを着た、あのグアムで逢った妖精王子なコーン…………のミニチュアさん!?
ふー、やっと登れた。とでも言ってるみたいにおでこに掛かった金の前髪をかきあげて、こっちを見て私と目が会うと、ぱぁぁぁ!とそれはもう、にこっと嬉しそうに笑って、チュッチュッっと嫌に様になる投げキッスをその小さな手で飛ばしてくる………手のひらに乗ってしまいそうな妖精さんサイズのコーン。
なにそれ!?敦賀さんな顔で!ミニミニサイズで!そんなかわいいことして、キュンキュンするほどかわいいんですけどっ!!
ぼふんと熱くなる頬を感じながらも、その有り得ない現状に、え?えー!?と驚いてる私を不思議そうに見てから敦賀さんが私の視線を辿るように自分の肩を見るけど、きょとんと不可思議な表情をしている。
敦賀さんにはあのミニコーンの姿は見えてないの?妖精さんだから?……なの??と、無理矢理に納得して、なんでもないですよとその場を誤魔化す。


「キョーコちゃん、蓮のやつ、今日は珍しくもう仕事上がりなんだ。良かったらこいつがちゃんと夕飯食べるように見張ってやってくれないかな?」
きょときょとと、私に向かって手を振ったりしているミニコーンを気にしていると社さんがそんな事を言い出した。
ひとりでほっておくとアルコールだけ飲んでそのままになりそうだから…なんて社さんの言葉に、相変わらずな杜撰過ぎる食習慣に注意を促さなければ!と、敦賀さんの方へとキッと視線を投げる………と、なんといつの間にかミニコーンのいる方の肩とは反対の肩に、今度は同じようなミニサイズの……黒尽くめの姿で敦賀さんのジャケットにだらりと座り込んで、ムスッと拗ねたみたいなジト目で私を見ているカイン兄さんがいた。
じとーと私を見るそのミニカイン兄さんの目は、無言で『セツの作ったごはんじゃないと……食べない。』とでも訴えているみたい。
なんで、カイン兄さんもミニミニサイズで!?と、この場にいる第三者な社さんにミニカイン兄さんとミニコーンが見えているのかと確かめようと、社さんに近付いてスーツをちょんちょんと引っ張り
「あの、あの……社さん、あれ……」
と、焦って思わず引き寄せてしまった社さんに敦賀さんの肩のミニミニさんたちを指差すけれど
「な、なに?キョーコちゃん、蓮がどうしたの?」
ひっ!ち、近いよ……キョーコちゃん!と、何故か青い顔で怯えた感じの社さんにも、あの子たちは見えてないみたい………
どうなってるんだろう?と、社さんのスーツを捕まえたまま呆然としてしまっていたけど、チリっと産毛が逆立つみたいに私の中のお怒りセンサーが反応する。
敦賀さん(本体)は少しキュラっとした感じの笑顔でいらっしゃるし、その肩にいるミニカイン兄さんに至ってはミニサイズながらもBJな気配さえする鋭い目付きになって指一本でこっちに来いと招いていた。
そのお怒りな兄さんのご様子に、条件反射な勢いでぴょっと敦賀さん(本体)のお側、まるでセッちゃんな勢いの近さでぺたりと寄り添ってしまう。
目の前、少し上にある敦賀さんの肩を見上げるとミニカイン兄さんがにっと満足そうに笑っているし、ミニコーンは『キョーコちゃん、俺も構って?』みたいにコテンと小首傾げてこっちを見上げているしで………つい、そのたまらないかわいさにふにゃんとマヌケ面を晒してしまっていた。
そんな緩んだ情けない私を見て、ぴしっと無表情で固まる敦賀さん(本体)………の、その首の後ろあたりから、よっこいしょとでも言ってそうにでっかい注射器を抱えた白衣の肩から聴診器を掛けた銀縁眼鏡なミニ敦賀さんが!?
お医者様なそのミニ敦賀さんは敦賀さん(本体)にその大きな聴診器をぶすっと刺すと、やれやれとばかりに首を振っている。
敦賀さん(本体)だったら、こんな白衣なんて萌えコスチューム、きっと恐ろしいほどの色気で持って着こなしそうだけど………手のひらサイズなミニ敦賀さんだと、なんだかとってもかわいい♡なんてじっと見つめていると、お医者様敦賀さんがそんな私に気が付いたのかバチッと目が会う。すると、その白衣なミニ敦賀さんはなんと顔を真っ赤にしてもじもじと顔を片手で隠している………んもぅ!なんですか!その乙女みたいな羞じらい!!どうしてくれよう!?萌え殺すおつもりですかっ!?




その時の私はまったく気が付いていなかったの。
初めて見るそんなミニミニ敦賀さんとカイン兄さんとコーンのかわいい姿に、ついうっとりと夢中になってしまっていて……


「………いいなぁ……もぅ、連れて帰っちゃダメなのかしら?………この敦賀さん(ミニたち)欲しいなぁ♡」


なんて事を迂闊にも敦賀さん(本体)のその前で、ポロリと口走っていたなんて…………









さぁ、敦賀くん(本体)の豹変まであとどれくらいかな?



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たぶん、持って帰られちゃうのはキョコさんの方。笑


怨キョみたいなミニ敦賀さんがキョコさんに見えたらかわいいだろうか……とか、思って書いてみたけど、何だこれ?
(´Д` )??


↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

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