いえーい!!
popipi様のおところで何やら素敵で健全なお祭りがはじまってますね☆



実は、この健全シリーズに一番槍で乱入しておりました猫木、提出済みな高みの見物でニヨニヨしてようと思ったのですが…………
飴なぅにてぽぴしゃまが「ノルマ以上の功績を残してくれてもイイのよ?(* ´艸`) 」と言ってくださいました♡


しかーし!
所詮猫木は、期待には勝手に明後日にねじ曲げ逸れて答える捻くれ者。
さぁ、ここでこの話のタイトルを確認をば!
ぽぴしゃんのあの台詞オンリーでぇろを匂わす感じでないのですよ。
お祭りのお題には真っ向から喧嘩を売るようなそれへと。更に、いつもの猫木の駄文全開なものと成り果てましたぜよ!!
(°∀°)b ←只管に場違い。


んでも、ぽぴしゃまが祭りにGO!とお誘いくださったので、のうのうと参加させていただきやす。
宜しければ健全なる話題から健全でなくなる様を、広い心と生温い目で鼻で笑いながらご覧くださいまし。


んでは


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ヽ(*0∀0*)㋛㋡㋹㋑㋛㋮㋜♪(~▽~Ь”)Ь
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『健全でなくなりますよ?』



扉を開けた男は、途端に不機嫌になった。まぁ、もっともそれは男の通常普段からのひとを寄せ付けぬ闇に染まったような黒づくめの装いと仄暗く狂気を秘めた棘棘しい雰囲気によりそそくさと遠ざかる他人には気付かれることなかったのだけれど。
きょとりと何かを探すように視線を彷徨わせた彼。


ゆらりと気怠げに歩き出した彼はやがて廊下の隅に探していた彼女を見つける。
目を引くどぎついピンク色を含んだ銀の髪とボディラインを強調するような赤黒い装いに、これ見よがしに耳から唇のリングピアスへと繋がるチェーン。
彼、カイン・ヒールが芝居以外で唯一、溺愛し感情を動かす相手、妹の雪花・ヒールを演じる彼女である。
一も二もなく、なにより兄さんな筈の彼女。兄を待つでもなくスマートフォンを一心に覗き込んではうろちょろと徘徊してはテシテシと操作している様子。

「セツ……何している?」

兄の低い呼びかけにピクンと反応を返す剥き出しの薄い肩。

「…………ゲーム。兄さんがそれ(乾いた肌がひれひれくっ付いた切傷な痕や血糊を含む特殊メイク)落としてる間に、今流行ってるからってムラサメが勝手にダウンロードしていったやつ。」

カインと同じくローテンション排他的に、ちろりとカインへと視線を向けたけれど、すぐにスマホの液晶画面へと目を向ける彼女。
そうなると面白くないのが、この男だ。なんせこの男、彼女の意識が自分から他へと向けられることも、彼女の口から他の男の名前が出る事も気にくわないと言う独占欲の塊である。
グイッと彼女の肩を鍛え上げられた己の胸もとへと強引な仕草で抱きよせる。

「流行りだと?日本人は全員揃って同じことをしたがり過ぎる。」

絡みつくような腕が縮めたその距離は兄妹と言うにはべったり過ぎるのだが、なんせ彼らはヤンデレ兄妹だ、何の問題もない。

「何?兄さん、ヤキモチ?……飽きるまでは、結構面白い暇つぶしになるみたいよ、コレ。」

グロスに彩られた彼女の唇が奏でたそのゲームの名前。
その名称のもたらす衝撃に、『!?』な表記を空中へと飛ばす彼だが……

「○○○○◆◆◆◆◆を捜し求めて……無理矢理に捕まえて○○○○◆◆◆◆◆マスターを目指すゲームみたい……」

彼女はそんな事は気にも留めずにその言葉を繰り返す。

「丁度今、狙ってる…………ピンク色で、小さくて、柔らかそうなやつ……」

液晶から目を離さないまま、だからもうちょっとだけ待ってくれと、そんなニュアンスを含む彼女の言葉。けれど

「……帰るぞ。」

ぐいぐいズリズリと引きずるような強引な勢いで彼女をその場から引き剝がすカイン。


彼は、不満そうな彼女へと低い声で告げた。



○○○○◆◆◆◆◆だろ…………俺がマスターさせてやる。」



*****



カインは妹を引きずったまま移動手段なタクシーへと乗り込み、運転手へとボソボソと行き先を投げる。

「んもぅ!兄さんったら、逃げられちゃったじゃない。」

ぺたりと妖しい程の至近距離に抱き寄せられたまま、不機嫌な彼女。

「大丈夫だ、もっと……いいやつを捕まえさせてやる。」

「??…………出現場所を知ってるの?もしかして、レア?強い?」

雪花というよりかは、彼女本来の凝り性な面を覗かせたキラキラと期待に光る瞳。
そんな彼女とは対照的に、ドロリと欲の色に染まりつつある男の瞳。
しかし、そんな危うげな状況にも哀れ凶悪な男の急かすような目線に怯えた運転手にも、気付きもしないままの彼女と彼の会話は続くのだった。


「…………あぁ、強い…と思う。飢えてるから獰猛で凶暴だが、お前の期待は裏切らない。」

「あたし、まだまだビギナーなんだけど大丈夫かしら?」

「…………大丈夫だ、問題ない。」



*****



「ここにいるの?」

疑問を浮かべた彼女の背後でバタンと閉まる扉とガチャリと閉められる鍵。
彼と彼女だけの密室と化したここは、彼らが宿としているホテルの部屋。
鞄からスマートフォンを取り出している彼女の身体を悠々と横抱きに抱き上げる男の腕。いきなり姫抱きにされた彼女は驚きに固まったまま、スローリーないつものカインの動きと違ってあっと言う間に2つ並んだベッドの彼が使っている方の片方へとドサリと優しく降ろされた。
彼は、ぴきょっと硬直した彼女を覆い被さるようにベッドへとその身体を乗り上げ、その手の中に握り込まれたままのスマートフォンをそっと取り上げる。

「……!?!?ににに、兄さん?そ、それ(スマホ)ないと出来ない!」
(いやぁーっ!どどど、どうして夜の帝王様がカイン兄さんverでご降臨なさってるんですかーっ!?)

プルプルと怯えた小動物な気配の彼女。
そんな彼女へと、たまらないと蕩けるような……しかし、逃げ道を塞ぐ狡猾な危うい獣の瞳で見下ろした男。

「どうしてだ?必要……ないだろう?」

「……????で、でも、ほら……捕まえた証拠写真も撮りたいし…」

「…………そうか、証拠写真もいいな……任せておけ。」

滴る程の男の色香を漂わせながら、そう楽しげに宣告した彼。

「ちょっ!?にいさん!……なんで脱がすの??」

「セツ、もう黙れ…」



男は実力行使な方法で彼女の唇を貪り塞ぎ、その手は編上げられたレースアップのビスチェタイプなどという着脱の難易度の高さを物ともせずに彼女から服を剥ぎ取りその肌を暴き弄びだした。




その夜、ドロドロに煮詰まった怪物の欲望は満たされることとなった。





*****



朝、ベッドの上にはこんまりと繭になったシーツの塊が鎮座していた。

「…………兄さんの、ウソツキ。」

ぴょこんと跳ねたピンク色の髪を覗かせた、その塊が不貞腐れ気味にそう不満をこぼす。

「どうした?」

そのシーツの繭をウキウキとご機嫌な様子で抱き寄せシーツを剝ぎ取る男の手。白いシーツの合間から覗くのは、セツに削ぐわぬ赤く染まったぷくりと膨れた頬と白い剥き出しの肌に散らばり刻み込まれた独占欲の痕。
彼から頑なに視線を背けたままの彼女は言う。

「ウソツキ……○○◆◆なんていなかったじゃない。」

なんだかわからぬままにいいように翻弄され鳴かされてしまって掠れた声が、混乱のままにも健気に妹を装ってつぶやく。
そんな愛しい彼女へとぎゅうと腕を巻き付けた男は、彼女の兄を演じた声ではない、とけた甘い低音で答えた。



「なんだ、まだ解ってなかったの?…………ほら、ここにいるだろう?」





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ヽ(*0∀0*)㋛㋡㋹㋑㋛㋮㋛㋟♪(~▽~Ь”)Ь



さーて、健全でなくなったこのお話。
問題は2つ。

「○○○○◆◆◆◆◆」って何?

そして、そいつは今、どこにいるでしょうか?








どうでしょうかしら?
今、流行ってるらしいし、popipi社長もお好きらしいですぜよ。
割りかし簡単かと思いますが、意外とこれ、知らない人も多いらしいっすね。
( ´ ▽ ` )ノ


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