治って欲しいと思うこと、一緒にいてくれてありがたいと思うこと | みりんとごまとえびとハクの美味しい生活

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しましましましろ姉妹の、のんきな日常。
先代のぽんずのリンパ腫闘病記も残してあります。

この子は、逝こうとしているのかな。時々ふっと、そう思います。それはもちろん嫌ですし、一日でも長く生きて欲しいです。でも、感情とは別に、冷静に事態を把握しようとする自分もいます。

少し前までは、もっと長生きしてほしいと、そればかり考えていました。きっと寛解して、また前のように元気になってくれると信じていました。

でも母親に「明日も生きるとすら思わない方が良い。お前は精一杯やった。ここまで来たら、いつ亡くなっても、それはその子の運命。そう思っていた方が、長生きしてくれた時によりありがたく思えるようになる。」と言われて以来、すっかり考え方が変わりました。

「元々捨て猫だったんだから、お前に飼われて永らえた命なんだよ。12年も、大きな病気一つもせずにいてくれたんじゃないか。それだけで、本当にありがたいことだよ。」とも言われて、これから生きてほしかった時間ばかりを数えていた自分が、少し恥ずかしくなりました。

今は、ぽんずは私の側にいます。それが当たり前ではなくて、どんなにかけがえのない事か、いまさらながら気づいた気がします。少し前までは、「早く良くなりますように」と願いながら撫でていたのですが、最近は「一緒にいてくれてありがとう」と感謝するようになりました。今までも挨拶代わりに「一緒にいてくれてありがとう」と言う事は時々ありましたが、今はその時よりもはるかに大きい実感を伴って、同じことを思います。

明日、別れてしまうかもしれない。だからこそ、毎日を悔いのないように過ごしたいです。