力を使わないこと |  ねおみい neomii の ブログ

 ねおみい neomii の ブログ

   うたびと・ねおみい 日々のつれづれ

ここ最近の自分のテーマは、「力」を使わないこと。
頑張らないこと、と言い換えてもいいかもしれません。



昨日は、9/23(金)の笹塚チェシュメライブのリハーサルでした。



リハーサルも、そのことを精一杯心がけているのだけど、本番さながらな練習になってくると、どうしてもあれやこれやに力が入ってしまいます。


心にもね、、



「力」を使ってしまう時、頑張ってしまうとき、そんな時のことを自分で分析してみると、「あんなことやこんなことが起こってしまわないように」と、どこかで何かを一生懸命止めようとしているような状態だと気づくのです。



それは「恐れ」でもあり、そして、それはよく見てみると「怒り」にも、どこか似ている。




ビビリーな自分。
でも、それをつい隠してしまう自分。



そんな自分を無意識に「勢い」で動かしてきた。
いつも、頑張らないと生きて来られなかった。
つい力が入っちゃう。
心にも、体にも。



でも、長年親しんだそのやり方は、あまり得策じゃなかったと、やっと最近ですが気づき始めました。




自分の音楽には「力」はいらないの。



いい響きを、いい言葉を、スーッと染み渡るように届けていきたいの。




「力」を使わないようにするためには、「恐れ」から抜け出さないとね。
「恐れ」から抜け出すには、まず、自分を受け入れないとね。
自分と闘わない。
そしたら、自分の外の世界とも闘わずにいられる。きっと。
それが、「力」を使わないこと。





9/23(金)笹塚チェシュメライブでは、ねおみいのCD『月の虹の話』に収録されている「ルミナリオ」というオリジナルを歌います。




星空のイルミネーションを意味するねおみいの造語をタイトルにした曲。





人の争いは恐れから生まれてくる。

自分の中にもあるその種を、星々の輝きが洗い流してくれそうな、そんな夜空をひとり見上げる。






そんな歌です。





今回のライブに声をかけてくださった宝木美穂さん。




実はこの曲を聴いて、そこに私が込めたメッセージをまっすぐに受け取り共鳴してくださったことから始まったのです。



宝木美穂さんは、作家の井上ひさしさんが戦後すぐの1948年に書かれた『子どもに伝える日本国憲法 前文・第9条』という文章を朗読するのをライフワークにしています。




その朗読の後に、この「ルミナリオ」を歌ってほしいと言ってくださったのです。




こんな光栄なことはありません。




この歌に込めたメッセージをこんなにしっかり受け取って聞いてくださっていたことが感じられてどんなに嬉しいか!





頑張るぞ!



いやいや、



頑張らないぞ〜〜





ルミナリオ
words & music ねおみい

街は木枯らし 流れる人の波
身体あずけて 見上げるイルミネーション


心振り返る 何度忘れただろう
優しい言葉と 勇気と イマジネーション


冬のルミナリオ 心照らす 
数え切れない夢を見る

365日目の笑顔にキスをしよう
あの鐘が鳴るよ 高らかに
すべてを讃えているよ



あのね 
気がついたことがあるの 聴いて
怒っている心は 何かを恐れてるって


愛し合うことは 時々難しい
だけど負けないで 信じることは勇気


星の見えない夜を照らす
笑みを あなたは知っている



365日目の拳にキスをしよう
明日が始まる 今ここに
あなたを讃えているよ



365日目の笑顔にキスをしよう
あの鐘が鳴るよ 高らかに
すべてを讃えているよ









ブログランキング・にほんブログ村へ