【4/13】シネポートシアターMITO vol.77『遠いところ』
【4/13】シネポートシアターMITO vol.77『遠いところ』
映画、ではなく現実 次の世代に残してはいけない問題がここにある———
“ どうしたら 未来は変わりますか——— ”
若くして母となった少女が、連鎖する貧困や暴力に抗おうともがく日々の中でたどり着いた未来とは。
上映期日|2024年4月13日(土) 上映時間|開場13:15 ①13:30-15:40 ②16:30-18:40
上映会場|Café+zakka+gallery Minerva (茨城県水戸市宮町2-3-38 ホテル水戸シルバーイン2F) 定員|各回20名程度(※補助席10席追加可能) 料金|前売1600円 / 当日1900円
※前売・当日共にチケット代にワンドリンク含む ↓前売りデジタルチケット↓ https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02mftqe4t1n31.html
主催|310+1シネマプロジェクト 問合せ|310cinema@gmail.com https://310cinema.wordpress.com
『遠いところ』 [2022年/日本/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128分]PG12 監督・脚本:工藤 将亮 出演:花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起、松岡依都美、小倉 綾乃、NENE、奥平 紫乃、髙橋 雄祐、カトウ シンスケ、中島 歩、岩谷 健司、岩永 洋昭、米本 学仁、浜田信也、尚玄、上地 春奈、きゃん ひとみ、早織、宇野 祥平、池田 成志、吉田 妙子 主題歌:“Thanks” Performed by 唾奇 製作:Allen、ザフール 配給:ラビットハウス ©️2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
[INTRODUCTION] 2020年代に入って国際的な映画賞や映画祭では、第77回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、第93回アカデミー賞では作品賞に輝いた『ノマドランド』、第78回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞に輝いた『あのこと』(21)、第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いた『17歳の瞳に映る世界』(20)など“社会的に過酷な立場に置かれた女性の姿”を描いた作品が高い評価を得ている。 沖縄では、一人当たりの県民所得が全国で最下位。子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%であり、非正規労働者の割合や、ひとり親世帯(母子・父子世帯)の比率でも全国1位(2022年5月公表「沖縄子ども調査」)。さらに、若年層(19歳以下)の出産率でも全国1位となっているように、窮状は若年層に及んでいる。『遠いところ』は、そんな沖縄市のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイが、社会の過酷な現実に直面する姿を描き、全編沖縄ロケにこだわって撮影された。 本作の監督は長編デビュー作『アイム・クレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。森田芳光、滝田洋二郎、行定勲、白石和彌など、日本映画界を代表する映画監督の現場で助監督を務めてきた。 長編映画3作目の『遠いところ』は、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品。約1200席ある上映会場のチケットは事前に完売。上映後は約8分間にわたるスタンディング・オベーションによって、観客から熱狂的に迎えられた。 主人公アオイを演じたのは、これが映画初主演となった花瀬琴音。彼女は撮影前の1ヶ月間、実際に沖縄で生活し、東京生まれ・東京育ちである彼女が、沖縄在住の方々から見ても、違和感なく“沖縄で生まれ育った若者”に見えるアオイ像を体現。アオイの友人役・海音には映画初出演となる石田夢実、アオイの夫マサヤ役には『衝動』(21)の佐久間祥朗など、花瀬と同様に撮影1ヶ月前から現地に入り、沖縄市コザで実際に生活することによって体感したリアルな感覚は、各々が演じる役に反映されている。 『遠いところ』で描かれているのは、沖縄における局地的な社会問題などではない。日本中のどこでも今まさに起こっている事象である。愛する人からの暴力は、地獄のような現状から必死で逃げる道を間違えてしまうのは、すべて自己責任なのだろうか。社会の理不尽と不条理を突きつけられ、悲痛な想いを抱いて絶望しながらも、もがくアオイの姿には、自らの選択肢が正しいかどうかの想像力を持てない少女たちがいることを思い知らされる。主人公・アオイの間違ってしまった、それでも必死に生きた日々の物語を体感して、生まれ落ちた環境が人生を決めるすべてであって良いのだろうかと、今一度問いかける衝撃作がこの夏誕生した。
【3/10】Colloid New Album Release Party
2024.3.10.sun.
水戸・MINERVA
『Colloid New Album “Awai - あはひ -” Release Party -水戸-』
絵も、うたも、
ただただ自由に、ばたいている。
一瞬が永遠であるように。
京都から素晴らしい音楽家5人によるガールズバンドColloidがやってくる!そして三日月窃盗団、ドドイッツ、natunatuna さんによるライブペインティングと夢のような盛りだくさんな夜、みなさまぜひご一緒に楽しみましょうー!
LIVE:Colloid 、三日月窃盗団、ドドイッツ
ライブペインティング:natunatuna
open 18:00 / start 18:30
adv.3,000+1d / door.3,500+1d
※小学生以下無料
- チケットのご予約・お問合せ -
〈チケット予約フォーム〉https://forms.gle/UJmBeCcXyc1MfrTY8
もしくは、下記メールアドレスまで、件名に「3/10 Awai水戸 予約」と添えて、お名前と人数、連絡先を明記してお送りください。
Colloid:colloidmusic@gmail.com
※SNSのDMへは、本文内に観覧ご希望のライブの日程と場所をご記入ください。
〈instagram〉@colloidmusic_channel 〈X〉@colloid_jp
MINERVA
〒310-0015
茨城県水戸市宮町2丁目3-38 水戸シルバーイン2F
(水戸駅北口より徒歩3分)
【2/17】シネポートシアターMITO vol.75『658km、陽子の旅』
【2/17】シネポートシアターMITO vol.75『658km、陽子の旅』
監督 熊切和嘉 × 主演 菊地凛子
東京から青森へ、明日正午が出棺。
父親の葬儀にも、人生にも何もかも間に合っていない―
それでも陽子は初冬の東北を行く。
上映作品|『658km、陽子の旅』2023年/113分/日本
上映期日|2024年2月17日(土)
上映時間|開場13:15 ①13:30-15:30 ②16:00-18:00
上映会場|Café+zakka+gallery Minerva
(茨城県水戸市宮町2-3-38 ホテル水戸シルバーイン2F)
定員|各回30名程度
料金|前売1500円 / 当日1800円
※前売・当日共にチケット代にワンドリンク含む
↓前売りデジタルチケット↓
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02uizqhapfh31.html
主催|310+1シネマプロジェクト
問合せ|310cinema@gmail.com
https://310cinema.wordpress.com
夢やぶれて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に…。孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞®助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく繊細な難役を見事に表現。竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤立に凍った心が溶けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。
何もかも間に合わなくて―
それでも、青森に帰ります
<STORY>
東京から青森へ 明日正午が出棺。
父親の葬儀にも、人生にも何もかも間に合っていない―
42歳 独身 青森県弘前市出身。人生を諦めなんとなく過ごしてきた就職氷河期世代のフリーター陽子(菊地凛子)は、かつて夢への挑戦を反対され20年以上断絶していた父が突然亡くなった知らせを受ける。従兄の茂(竹原ピストル)とその家族に連れられ、渋々ながら車で弘前へ向かうが、途中のサービスエリアでトラブルを起こした子どもに気を取られた茂一家に置き去りにされてしまう。陽子は弘前に向かうことを逡巡しながらも、所持金がない故にヒッチハイクをすることに。しかし、出棺は明日正午。北上する一夜の旅で出会う人々―毒舌のシングルマザー(黒沢あすか)、人懐こい女の子(見上愛)、怪しいライター(浜野謙太)、心暖かい夫婦(吉澤健、風吹ジュン)、そして立ちはだかるように現れる若き日の父の幻(オダギリジョー)により、陽子の止まっていた心は大きく揺れ動いてゆく。冷たい初冬の東北の風が吹きすさぶ中、はたして陽子は出棺までに実家にたどり着くのか…。
監督:熊切和嘉
原案&共同脚本:室井孝介
共同脚本:浪子想
音楽:ジム・オルーク
出演:菊地凛子 竹原ピストル 黒沢あすか 見上愛 浜野謙太 仁村紗和 篠原篤 吉澤健 風吹ジュン オダギリジョー
配給・宣伝:カルチュア・パブリッシャーズ
©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
公式サイト > https://culture-pub.jp/yokotabi.movie
Twitter > @yokotabi_movie
Instagram > @yokotabi_movie