「〝THE TIME CHANGES〟 -part 1/3-」
〝ずいぶん昔みたいに感じるね、
いや、確かに時間は過ぎた、
もう私は穏やかさが欲しいとさえ感じてる〟
ヴードゥー・ラウンジ、弾け飛ぶ淫ら声、
樽ごと飲み干す薄ら若きやポールダンサー、
まるで発情期の偽の蛇、滴る汗やらぶつかる拳や、
それを囃すだみ声や、
〝貧民街は生きるも死ぬも自分次第だ、
そこで生まれた生き物は、
這い上がるか這いつくばるか、
どちらかしかない、救済を祈る手なんてなかったよ〟
馴染みの顔は日毎に減って、
ほとんど誰も大人になれず死んでゆく、
「明日を夢見る?」
それは貴族の寝言みたいなものだ、
俺らに明日はないも同じだ、
ただその瞬間にしか生きられない、
〝13歳、そうまだ13だ、
穢れを知るに遅くはないが、
まだ無力なガキだった、
それでも生き延びるには、
暗黒を手にする以外に見つからなかった〟
to be next “THE TIME CHANGES” -part 2/3-