「対岸にトランペット」
風に乗る、さらに言えば風になる、
音色はギリシャ猫の甘える声で、
なのに鋼鉄の口笛みたいに鋭く射抜く、
向かい合わさるその呼吸、
絡み合うよう溶け消える、ほんのわずかな瞬間だけど、
通じ合うのは希求の願い、
儚くも連なる日々を生きてゆく、やがては死が訪れる、
だからこその拙さが、僕らに光を降り明け渡す、
汚れようともひざまずこうも、
歌うことは明日への何か、
きらびやかなるなどないだろう、
闇があるならそれがどうした、
生きてる限りは光も見える、
君が吹く、その音色を感じとる、
僕が吹く、その熱源は鉄になる、
吹きすさぶを突き抜けて、やがては星を廻りくる、
耳に届くものでなく、心臓をつく命、
ほんのわずかな瞬間だけど、
通じ合うのは希求の願い、
対岸にトランペットがひとつずつ、
向かい風を貫いて、
追い風求めて高みへと、
気流を見つけてそれぞれに、
鳴っては今日も響き合う、
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