月と背骨と足元と | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!


〝JACKPOT DAYS〟-具志堅さん.jpg


渇いた喉と土埃、花さえ泣けない貧民街、
阿呆を演じる彼はいま、指笛だけで鳥を呼ぶ、
昨日は何も食べなかった、汚れた残りが胃を巡る、
いっそ吐けば楽だろうに、一滴さえも無駄にはせぬと、

笑い声を聞きたい男、命さえも冗談にして、
削りに削りて束の間を、集う者には餓鬼ぶる幼稚を演じてられる、

それを見る、君は彼を笑ってやりな、
それを見る、君は笑う以外に術をもたない、
この世のなにに価値を問う? 溢れ返る笑えない冗談と、

罪を認めぬ自堕落と、まぜ返して名を売る者と、
正論らしきを吐き出して、ヒトを思わぬ紛いばかりが闊歩する、

夕凪をあきらめて、朝を眺める刻を眠って、
太陽と睨み合う、いっそ焼いてくれれば良かろうに、

空を眺めていたところ、なにも変わりゃしねぇって、
薄く爛れた乳白色の野蛮な月に、
吐き出すべきが燻る体、血が赤くなければ良かった、
生も死でさえ笑い飛ばせる悪になれれば、

食べられるのを待つイヌとネコ、
渇きと飢えに苦しむのもいまのうちだけ、
それを見る、君は笑い声さえ忘れたふりを、
それを見る、僕はまぶたが開かないふりを、
瞬きながら過ぎる凪、荒れ狂う刻もいる、
なぜならヒトはケモノだろうよ、
それを忘れたケモノだろうよ、


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“juellica”
デビル・ガレージ



〝JACKPOT DAYS〟-海賊ビリー ロゴマーク.png


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