こないだとあるマネ会で思った事を書きます。
週報に書こうと思いましたが、あまりに長いのでブログにしました。
CC:Dougie Nisbet
私自身がAJAを経営していて、かつ、これまで何人かの経営者に仕えて
来ましたが、経営者は事業を大体「足元」「次の一手」「遠い未来」
で考えています。
「足元」は現在です。主要指標の推移が重要です。
「次の一手」は次の業績ドライバーです。仕込みの順調具合、
見立てのリアリティが重要です。
「遠い未来」は最終型です。このマーケットで勝てた場合、
組織や事業や業績がどんな姿になっているかを考えます。
その時にアッパーが見えてしまっているなら「大きな次」を
考えないといけません。
見落としている大きな機会も逃すわけにはいきません。
これらを行ったり来たりしながら経営資源の振り分けや、
意思決定を行います。
なので、そもそも「1個上の目線で考える」とか、「経営者目線で考える」
場合にはこの「足元」「次の一手」「遠い未来」の箱に入っている
中身があなたと同じなのか、という事がすごく重要です。
そして、足元が順調ならば、次の一手を、次の一手も大丈夫そうであれば
遠い未来を考えたくなります。
なので、足元が概ね順調なのに、細かくいろいろ報告したり、
逆に足元が崩れているのに未来の議論、というのはナンセンスです。
重要なのは、把握は俯瞰から具体が便利なのですが、
事業としての粒度は具体から俯瞰に行く、という事です。
そういう感じで思考をトレースしてみると、
先回りしていろいろ用意できると思います。
よろしくどうぞ。