ダウンタウン松本人志さんの一件に思うこと | 放送作家 西川栄二のブログ

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松本人志さんの一件について、

誰も書かないけど思っていることがあります。

 

それは、お笑い学校を出た人が

お笑い芸人になるようになったということ。

 

それこそたけしさんの時代は、

師匠への弟子入り。

弟子入りってことは、

ある意味「出家する」ってこと。

 

出家した人は、俗世界の人間とは

違うところで生きている人で、

何もかもが、普通の人とは違うはず。

遊びに関してだって、

きっと師匠の遊び方を見たり、

師匠からのアドバイスだって

「こういう女性と遊べ」だの、

「こういうお金の使い方をしろ」だの

いろいろあったと思うのです。

 

だけどお笑い学校を出た子は、

そこら辺を歩く人たちと「陸続き」になってしまった。

距離感がぐっと縮まったわけです。

実際、友達の友達に1人位

お笑い芸人がいるのは、

当たり前になっちゃったもんね。

 

となると、

芸人の遊び方も友達の延長になるし、

女の子だって、

「なんかあったら訴えてやろう」と思うのは

当たり前。

 

コンプライアンスが厳しくなる中、

今、いろんなことのルールが変わっているけど、

その1つがお笑い芸人の遊び方で、

しかも師匠がいない世代の

トップランナーは、ダウンタウン。

ああした問題も出てくるよね。

 

なんかもうちょっとすると

女の子にモテるためにお笑いを始めたんじゃない、

オードリーの若林さんみたいな芸人が増えそうだし、

そういう芸人に仕事の需要も増えていくような

気がします。