先日釣りに行き、美味しく頂いた後日談…その①
 
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鯖の刺身を半身分、鯵の刺身1尾分、鯵のなめろう小2尾分を、冷酒とともに美味しく美味しく頂き、とっても幸せな気持ちで就寝した翌朝。
 
キリキリとした痛みで目が覚めました。
痛みのある場所は、胃のあたり。
 
普段から、食べ過ぎても、飲み過ぎても、どんなに忙しくても、胃に痛みが出ることはほとんど無いので、明らかに何か異常をきたしているなぁ、ということはわかりました。
 
最初に頭に浮かんだのが、
「アニサキス」
 
「アニサキス」とは、
アニサキス亜科に属する”線虫”の総称だそうで、その幼虫が、私たちが食べる魚に寄生していることがあります。
 
魚を、多くは刺身など生で食べた時に、生きた幼虫が付いたままだと、そのまま体の中に入ってしまいます。
ヒトの体内では成虫になれず、通常は排泄されるそうですが、
まれに胃や腸の壁に頭を突っ込んだ幼虫が暴れることで、激しい腹痛になることがあるのだそうです。
 
同じように食べたとしても、症状が出る時と出ない時もあるようなので、食べてしまったら必ず、ということではありませんが、
 
私の場合、まさしく胃の辺りが、キリッ、キリッ、時にギューッと痛む、という状態が、断続的に続きました。
ずっと痛いのではなくて、う~痛いい!と、身体を屈めてしばらくすると、痛みがおさまり、またギューッとなりキリッ!う~~~。はぁ、はぁ、という感じ…。
 
前の日に鯖を刺身におろした時のことを思い出してみると、
あまりにも美味しそうだったので、早く食べたい!という思いから、確かに断面をしっかり見ていなかったかもなぁ。
 
特に鯖は、この幼虫が内蔵に多く寄生していて、さらに身の方にまでついていることがよくあります。
さばく時には、幼虫がいないかチェックするのが鉄則であることを知ってはいるですが、その日は嬉しさで食べることばかり考えていました…。
 
ベッドでお腹を押さえながら、携帯でアニサキスを調べると、症状はぴったり。
”内視鏡による幼虫の取り出し”が必要ということで、最寄りの病院へ。
 
 
問診票に、
「昨晩 生の鯖を食べ、今朝 胃痛」
と書いて提出。
 
診察室に入ると直ぐに医師が、
「食べちゃいましたか。
    ほぼ、アニサキスですね。」
 
「やっぱりそうですよね」と私。
 
するとそばにいた看護師さんが
「あら、しめ鯖ですか?」
 
と、私に聞いたので答えようと息を吸った瞬間、
 
「もっと悪い。生」と、医師。
 
「あ~、生ですかぁ。
    お辛そうですねぇ」と、看護師さん。
 
きっと、時々同じような患者が来るんでしょうね。
幸いなことに内視鏡検査が直ぐに受けられることになったのですが…。
 
 ~その②へ続く~