おはようございます爆笑
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さて、今週も連載させて頂いている私の闘病記、いのち煌めいてわ更新させて頂きたいと思います!!
【第6章】息子からの電話 しばらくのお別れ(泣)

ほとんど3〜4日で抜け落ちた髪の毛。
私の頭は相変わらず
マルコメ君のままではありましたが、
吐き気も治まり、
白血球も正常値にもどり、
また子供達の面会も許可がおりて、
病室で束の間の幸せな時間を過ごせるようになっていました。

仁美は、学校帰りに来ると
夕方まで私の側で宿題をしたり
本を読んだりしていた。

そして、私のかぶっていたナイトキャップを
真似してかぶりベットに滑り込んで
くっついてきていた。

学校での勉強の様子、
お友達が出来た事、
先生の事など、
ニコニコと大きな目をキラキラと輝かせながら
嬉しそうに話してくれた。

小さな身体を抱きしめ
太陽の匂いがする仁美の頭に顔をくっつけ
手を握り、とりとめのない話しをしていると
闘病の苦しさを忘れる事が出来た。

一方克基は、
学校と病院が少し離れていたこともあり
毎日は来られなかった。
見舞いに来てもなんとなく
照れくさそうにしていて
話すこととも少なく早めに引きあげてしまう。

男の子だから、仕方ないかな、、と
思いながらも、ちょっと寂しい気持ちがしていた。

そんなある日のちょうどお昼休みの頃、
珍しく克基から病室に電話がかかってきた。

今までに聞いたことのないような涙声。

一瞬、息を吸うような間があり、
心配そうで 小さな声で
「チャーちゃん、ガンなの?」
私は息を飲んだまま絶句してしまった。

しばらくの沈黙の後、気をとりなおしようやく
「どうしたの?なんで そんなこと聞くの?」と、
尋ねた。

克基はますます小さな声で
「友達が言ったの。克基君のお母さんはガンで死んじゃうんだよね。って、言うんだ。」
と、、言われ、驚いて慌てて電話してきたのだと思う。

おそらく、ワイドショーなどで入院の事を知った
お母様方がお話したのだと思う。

ガンという恐ろしい病のことなど、
当時8才の息子には到底理解出来ないだろうと
詳しく話していなかったので、
相当ショックだったのだろう。

まして、死んでしまうかもしれないと言われ、
驚いたに違いない。

「前にも言ったでしょう。お腹の中にすごく悪い虫さんが入っちゃったから、今、一生懸命病院に入院して  お医者様達に退治してもらうの。チャーちゃんも戦っているから!大丈夫だから。心配いらないから!!」

そんな説明でどこまで納得して
信じてくれたかわからない。
「大丈夫だよね!死なないよね‼️」と、
泣きながら何度も何度も確かめてきました。

私自身、大丈夫だとは信じてはいるものの
不安な気持ちもありました。

けれど、なんとか克基を落ちつかせないと
いけないので、精一杯明るい声で、
「大丈夫だから、、、もうすぐ給食でしょ!たくさん食べて元気で待っててね。」と、話した。

ようやく安心したのか、
「うん。また、行くね」と、
電話を切った。

学校から電話をかけてきたことなど
今まで一度もなかった。

きっとクラスメートの何気ない言葉に
よほど驚いて、動揺したのだろう。

癌という病名は知らなかっただろうと思うけれど、
でも、「癌」という言葉や響きが、
子供心にも何か不吉な感じを抱き、
確認しないではいられなくなったのだろう。

私も、その夜は中々寝付けなかった。
ベットの中で  落ち込んでいた。

子供達には「大丈夫」と言っている気持ちに
偽りはない。
私自身、必ず治って家に帰れると信じている。

でも、時々ふっとよぎる「死」という言葉。

癌と闘っている方々は
きっとみんな時によって精神的に
とても不安定になることが あると思う。

子宮頸がんから、もう25年。

63才になった現在まで4回の
大きな病気をしてその時々に、
生きよう、、、
治そう、、、
という気持ちで頑張っているのだけれど、
時々突然希望と絶望が入れ替わる。

今回はもう、ダメかな、、、
また、どこかにガンがあるのかな、、、
そんな不安にさいなまれる。

普段は忘れている、、忘れようと努力している。

そうじゃなかったらそれこそ気が狂いそうになってしまいますもの。

でも検査の度に、
また、一年  無事に過ごせた。
もう、一年  寿命が更新されたかぁー。と、
思いながら、まぁ、よくぞ元気で毎日動き回っているとちょっと自分を褒めてあげたくなることがよくあります(笑)(╹◡╹)ドキドキドキドキドキドキ


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癌の闘病記録を書いています。何かの参考にしていただければ幸いです。
もしよかったら覗いてみてください。
【いのち煌めいて】