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外見からは想像もつかないかも知れませんが、
私には癌の手術の後遺症があります。

これはずっと私の中だけで封印してきたことです。
ここまで話す必要ないのでは?と家族は言います。

46歳から長年、講演などを通じ
啓蒙活動をライフワークとしている私なので、
これを隠してはいけない!と思い、
正直にお話する事にします。

子宮頸癌が若年層に増え続けている昨今。
私がお話することで、
若い女性に子宮頸癌について
正しく知ってもらいたい。
手術や治療が終わっても
一生背負っていかなければならない
大きな大きなものがある事を
解ってもらいたいと思い、
講演や取材などの時もきちんと
お話する事にしたのです。

子宮頸癌で命を落とす女性がいる。
私のように辛い思いをする女性を
一人でも少なくしたい。

その後遺症は、私にとって女性にとって
とても悲しい切ない事です。

女性の身体は、子宮、卵巣、膀胱が
とても近くに位置している。

今回の私の手術は、まず子宮を取り、
次に卵巣を取る。
その周辺には神経が電気のコードみたいに
束になってつながっている。

この神経の中には 
「トイレに行きたいよ!」
信号を脳に送る役割のあるものがあるのだが、
手術の時にこの神経に触れてしまった。

勿論、先生は極力の注意をはらって
執刀してくださったのだけれど、
電気のコードみたいに色分けしている訳では
ないので触れてしまったらしいのです。

そのため脳に行く信号が麻痺してしまいました。

それ以降、私はトイレに行くときは
時間を決め、赤ちゃんを産む時のように
お腹に力を入れる。

先生は
「大丈夫。時間はかかりますがそのうちに回復しますよ。」と、おっしゃった。
しかし、未だに回復していません(泣)


余談ですが、女性は子宮頸癌のみならず
下腹部の手術をした方に多く現れる後遺症。
男性は前立腺ガンなどを手術すると、
よく出てくる後遺症らしいです。

あれから25年も過ぎた今でも、
そのような様々な後遺症と向き合い、
今は変化した自分の身体とうまく付き合っています。

ちょっと、泣き言を言うならば、、、
舞台とか野外ロケなどの時が苦労します。

ほんとに人間の身体は、
デリケートで不思議なのです。

そして、いかに健康でいる事、
普通の生活ができることが、
得難く大事なことなのか、
改めてかみしめたのでした。

私がその時思っていたように、
もしかしたら健康な方々は、
病気になっても風邪やお腹を壊した時のように
治療して、時には手術すれば元の身体に戻ると
思っているかもしれません。

でも、ガンは違うのです。

後遺症という大きな試練が立ちはだかり
一生ついてきます。

癌との闘いは後遺症との闘い。

長く苦しいことです。

ですから、私は自分の身体を知り得るために
年に一度は検診をキチンとして、
自分の身体を愛して欲しいと
ずっと言い続けています。

早く見つかれば身体にも負担がかからず、
時間も短くてすむ、費用も安く出来る。

一生後遺症で悩み、再発に怯えながら
過ごさなくてすむのです。

それでも解らない事もあるのですから、、、。

子供達がサマースクールから
帰ってくるのも近づいてきて、
ますますファイト!の日々でした。

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毎日毎日思っていました。早く、会いたい‼️





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癌の闘病記録を書いています。何かの参考にしていただければ幸いです。
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【いのち煌めいて】