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私の病室は病棟の一番端にあったのだけれど、
ある日の深夜廊下が騒がしい。
バタバタと看護師さんの
走る足音が廊下に響いた。
同じ病棟の方が亡くなったのだ。
以前にお話した付き添っていたお母さんに
「なんで こんな体に産んだの!」と、
当たりどころのない辛い思いを
手術後の痛みを、治療の辛さを、
ぶつけていたあの女性。
あの方が天国に召されたのだった。
私も何度かお見かけしていた。
まだお若い方だった。
ベットの中でそっと手を合わせて
お祈りしたのだった。
普段は滅多に触れることのない「死」と、
病院では否応なく対面する。
私自身は悪い方向へ考えることは
なるべく意識にのせないようにしていた。
入院前にはとにかく生きること!
入院中にはとにかく治ること!
それだけを考えるようにしていた。
でも「死」を身近に感じてしまうと、
どうしても辛さでやるせない思いでいっぱいになる。
そんな時は子供達に会いたくて
たまらなくなるのだった。
いのち煌めいて【第10章】同じ病棟に… 子供達との再会④に続きます……。
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