(前回の続きから)
The Four Signs
4つのサイン
グランドファーザーは数年間ほど放浪した。
4つのサインのビジョンを受けたとき、彼はちょうど40歳になる手前だった。
その日、彼は永遠の洞窟で3度目のビジョンクエストを終えた。
ビジョンクエスト自体が、そのサインを知らせる糸口となった。
彼は洞窟の入り口に腰かけ、朝日が昇るのを待っていた。
すると、戦士の精霊が彼の前に現われた。
彼は夢と現実、睡眠と覚醒の中間の国にいるような感覚になった。
精霊はとうとう語りだし、それがグランドファーザーの想像の産物でないことを告げた。
グランドファーザーが立ち上がった瞬間、彼は別の世界へと運ばれてしまった。
グランドファーザーはまた、自分が夢を見ているのではないかと思いはじめた。
自分の肉体は、そこの空間の現実を知覚しているのは確かだった。
しかし、彼の感覚は、そこが現実の世界であることを感じ取っていた。
時間と空間は全く異質のものであった。
戦士の精霊がグランドファーザーに話しかけた。
「これから人類の破壊がおこる。
それについては、お前が生きている間に、お前が実際に見ることはない。
しかし、お前はその破壊を止めさせるために、これらの警告をお前の孫に伝えなければならない。
もし人間が地球の子供に立ち返り、創造主と創造の道を歩まなければ、これらのことは、人間に未来の可能性として起こる。
4つのサインは、4つの警告となる。
それらのサインは、地球のこどもであれば理解できる。
それぞれの警告は、未来の可能性であり、警告はやがて現実のものとなる。
そして、さらなる次の未来の可能性への警告となる。」
その言葉を残し、戦士の精霊は消え去ってしまった。
グランドファーザーは奇妙な、あたらしい世界にひとりとり残された。
(つづく)
次回 The First Sign 第1のサイン
第1のサイン その1 NIGHT OF THE RED SKIE-9http://ameblo.jp/noah-kts/entry-10367861222.html#main