先日ブロ友さんのお母さまの記事を読んでいたら、私の小さい頃の祖母の事を思い出しました。
私の祖母は戦争で夫を亡くし、女手ひとつで母と母の姉、叔母を育ててきました。
洋裁の先生をしながら生計をたてていたそうです。
私が産まれた頃には、もう先生のお仕事は辞めていましたが、私が小さい頃の洋服のほとんどは祖母の手作りです。
家には今でこそおしゃれな足踏みミシンが2台。
着なくなった着物や帯で、私のワンピースを作ってくれました。
形は胸のあたりで切り替えのある、丸襟、パフスリーブ、飾りボタンは必ずくるみボタンでした。
着物の柄といっても、きれいな織のものや、ほとんど無地に近い生地を上手に組み合わせて作ってくれていたので、今見れば、渋っ!となるのかもしれませんが、私は喜んで着ていました。
私が高校を卒業する頃、小花柄のワンピースがとても流行っていて、祖母はリバティプリントのワンピースを作ってくれたのを、鮮明に覚えています。
祖母は、私が19歳の時に他界してしまいましたが、最後に縫ってくれたのは、藍色の地に朱色の梅の模様の浴衣でした。
今では、その浴衣、娘がきています(๑′ᴗ‵๑)
祖母の作るものは、とてもとても丁寧で裏返してみてもとてもきれいに仕上がっていました。
あの頃、まだ私は若くて、なんにもしてあげれなかったな…。
祖母の作ってくれたワンピース、とっておきたかったな。
唯一残っているのが、浴衣です。
この浴衣、いつか私の孫が着てくれたら、おばあちゃんとっても喜ぶだろうな(๑′ᴗ‵๑)
娘が小学校の時にどうしても着たいというので、裾と肩を縫って着せたものです。
手作りってやっぱりいいです♡
心があったかくなる。
今夜はなんだか、そんなブログ書きたくなりました。
おやすみなさい꒰ღ˘◡˘ற꒱✯*・☪:.。