【書評】3分でわかる ロジカル・シンキングの基本 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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IT業界のプロジェクトは技術の進歩やビジネス要求の変化に伴い、複雑化・複数同時進行型に変化しています。
そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。








さて、本日は、ロジカル・シンキングの基礎を手軽に押さえることが出来る、こちらの一冊をご紹介致します。


僕はロジカルシンキングの勉強を、一度体系的にやってみようと考えていました。


ちなみに、コンサル会社での勤務経験はありません。


業務として、ITコンサルを行ったことはありますが、所謂「現場力」として経験的に身につけた「暗黙知」であり、そのスキルを「形式知」にするために、今一度コンサルタントの基礎スキルを体系的に取り入れる必要がある、と感じていました。


やはり、
知識と経験をバランス良く取り入れることが、とても大切だと思いますからね。


僕は、今まではどちらかと言うと、知識や理論よりも「現場重視」で積み上げて来ましたので、こういう体系的な勉強が不足しているように感じています。



特に、ロジカルシンキングは、日本人が欧米人に比べて不得意とする分野ですから、一流のビジネスパーソンを名乗るのであれば、マスターしたいと考えていました。


この本は、ロジカルシンキングの「ツボ」をサマリーして、短距離で押さえることが出来る、便利な本だと思います。


「ロジカルシンキングの必要性は感じるけど、なかなかとっつきにくい」と感じる方は、まずはこの本をご一読ください。


論理思考を身につけることが出来れば、物事の見方が変わり、解決のアプローチや選択肢が増え、仕事のアウトプットの質を高めることが出来るでしょう。




①構成要約


1. 論理的に「考える」コツ
世の中には「暗黙のルール」というヤツがあります。
論理的に整合性が無くとも、何故かまかり通っている考え方が。
「風が吹けば桶屋が儲かる」と言われますが、実は因果関係は全く無いんです。ロジカルに考えれば、むしろ「こじつけ」に近い(笑)
実際のビジネスでは、根拠が無いことは説得力に欠けますから、論理的に整合性が取れていることが必要です。
そのための基本となる、ノウハウ「演澤法」「帰納法」「弁証法」とは?



2. 論理的に「伝える」コツ
論理的に分析出来ても、それを伝える方法が未熟だと、相手を説得することは出来ません。
実は、結論を出しているつもりでも、結論になっていないプレゼンをしていることはありませんか?ちなみに、「問題を解決します」というのは、結論ではありませんよ。
具体的に、「どのように」解決するのかという部分まで突き詰めないと、結論とは言えません。
ここでは、コンサルタントが行っている、効果的なプレゼン方法について解説しています。


3. 論理力を「鍛える」コツ
一言で言うと、論理思考は問題解決のプロセスを生み出す力です。問題解決力を磨くには、あらゆる発想法を身につける必要があります。
パターン(フレームワーク)が多いほど、早く結論が出ますよね。これを思考の自動化といいます。
発想の限界を超える「As is To be思考」 、大きな問題を分解して捉える「イシュー・ツリー」 、画期的なアイディアを生む「ゼロベース思考」など。パターンを多く知ることで、様々な角度から深い思考が可能になります。



4. 論理思考を「実践する」コツ
ここでは、具体的に論理思考をプレゼンする方法が紹介されています。パワーポイントは、まさに論理思考を具現化するツール。
図や表を使った、説得力の高いプレゼン資料の作り方を、コンサルタントのセオリーから学びましょう。
外資系コンサル会社の入社試験で良く面接問題に出る、「フェルミ推定」についても、分かりやすく解説されています。




②所感

「コンサル用語」って、横文字が多くてとっつきづらいですよね。

そもそも、ロジカルシンキングは、狩猟を生業とする、欧米人が生み出した、相手を説得するための手法を体系化したものです。

だから、協調性を重視する農耕民族の我々日本人には、元々あまり馴染まない発想法も多い。

しかも、英語の語感で書かれているから、英語に抵抗がある人には、なんだか煙に巻かれた気分になるんですよね。。

実際に、難解な用語で顧客を煙に巻こうとするコンサルが少なくないのも、事実ですが、、、

IT業界にも、そんな輩がウヨウヨしていますので、お気をつけください。(もう被害に遭われているかも知れませんが)

でも、ロジカルシンキング自体は、身につけるとビジネス現場では非常に役に立ち、スキル価値の高いノウハウです。

色々枝葉の問題は沢山あっても、
本質的な問題は一つであることが多いのです。

だからこそ、それをあぶり出すための要素分解が重要なワケで、問題解決のアプローチとして、ロードマップを形成することが、主な意義と考えてください。

理屈をこねくり回し、言い逃れをするためではないのですから。

自分の思考の幅を広げる、解決までの距離を縮めるトレーニングだと思って、学んでみては如何でしょうか。

感情レベルで考えても、中々答えが出なくて発散する議論って多いですよね?

こういう話をすると、昔務めたことのある、「体育会系」の会社の「根拠無き根性論」を思い出します。

一生懸命頑張っているだけで結果が出れば、苦労はしないですよ。

むしろ、「頑張っていれば何とかなる」的な考え方は、何かオナニーしているみたいで、僕は気持ち悪い。

やはり、物事は論理的に考えなければ、多くの人を説得することは困難です。

「感情で人を動かせる」というのも事実ですが、それは論理思考とセットになってこそ、威力を発揮するはず、というのが僕の持論です。

特にBtoBのビジネス現場では、不可欠なスキルとなるはずです。相手の社内を説得するのは、感情ではなく論理ですから。

何れにしても、食わず嫌いになる前に、一度手に取ってみてください。

この手の本の中では、かなり分かりやすく書いてあるハズです。



③こんな方へオススメ

1. ロジカル・シンキングの基礎を学びたい方
2. 横文字は苦手だが、論理思考には興味がある方
3. 考える力や発想力を磨きたい方








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本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
 

皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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