【書評】すべてが見えてくる飛躍の法則ビジネスは、〈三人称〉で考える。

すべてが見えてくる飛躍の法則ビジネスは、〈三人称〉で考える。

石原明
アスペクト
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さて、今週の書評も、経営コンサルタント石原明さんのこの一冊です。

この本で書かれている「人称」という考え方は、ものすごく汎用性の高い、超基本概念だと思います。

これさえ知っていれば、全て網羅できるのではないか？と思えるほど、ビジネスは勿論、プライベートの人間関係にも非常に大切な考え方が書かれているので、是非オススメです。

ここで言う「人称」とは、一人称、二人称という時に使う、アレです。

通常は、英語の授業とかで習うだけで、日常会話としてあまり使わないですよね。

でも、きっとこの本を読めば、明日会社で「人称」という言葉を流行らせてみたくなるハズです(^-^)

三人称で考えると、どんな良いことがあるのでしょうか？

早速、いつも通り解説していきます。

①この本の目指すゴール

1. 一人称から抜け出し、客観的視点を身につける
2. 三人称以上の思考を身につけ、ビジネスで飛躍的な成果を上げる
3. 立場や場面応じて、人称を使い分ける

②構成要約

1. なぜ「人称視点」という新しい尺度が必要なのか

人称視点で考えるということは、もう一人の自分から自分を客観的に見るということです。

思考の尺度がビジネスの成功度を決める、と石原さんは説明してます。

ドラッカーの「石切り職人」の話はご存知かも知れませんが、同じ仕事をやってても、視点の違いが成果を左右します。

人称の高さは、「視野の広さ+思考する時間の長さ」によって決まる？！

2. なぜ「一人称」ビジネスマンではダメなのか

人間は、基本的に一人称です。なぜならば、感情があるから。

感情的になると主観的になり、視野が狭くなります。

ビジネスは、客観性が求められるものだから、最低でも二人称以上でなくては仕事になりません。

そして、顧客は通常一人称であり、顧客のワガママを満たしてあげることが喜ばれるのです。

では、どうすれば二人称視点は身につくのか？

「もう一人のバランスの取れた自分」を作り出す方法とは？

3. 三人称視点はビジネスの境界線

顧客第一主義では、過剰サービスで収支がマイナスになってしまうこともあります。

二人称の問題点は、相手のことしか見えず、周りの人たちへの影響を考えないことです。

三人称視点と二人称視点の違いは、目線が高く、ビジネスの成果が飛躍的に向上することです。

リーダーは、最低限三人称視点を身につけなくてはいけません。

さらに高い人称を身につけ、使い分けるための方法とは？

4. あなたの危機を救うメタ認知

なぜ客観的思考ができるのでしょうか？

それは、メタ認知という能力が人間に備わっているからです。

人間は、起きていることと思考や感情を切り離して考えられるのです。

つまり、思考パターンを入れ替えることで、感情をコントロールすることが可能になります。

5. 一つ上の人称でステップアップ

人間関係や仕事を円滑にするためには、求められるよりも一つ上の人称に合わせることが重要です。

人称を自在にコントロールできるようになったとしたら、どうなるでしょうか？

考えただけでも、ワクワクしませんか？

6. 誰にでも訪れる「三人称」の危機

ここまで多人称を身につけたとしても、気をつけなくてはならないのは、「人称は固定できない」ということです。

どんなに人称の高い人でも、感情的になれば、一瞬で一人称に戻ってしまいます。

人称が崩壊する三大要素とは？

常に冷静な自分を保つように、いつも気を配る必要がありますね。

③実践へのアクション

1. 鏡の前の自分を観察してみる
2. 信頼できる人からフィードバックをもらう
3. 自分に起こってることを他人事のように「引いて」考えてみる

本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました！

皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m

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