ついでですからかえでのことも書いておきましょう(笑)
なぜ『ついで』？
それは私の猫じゃないからさ……フフフ。
2009年10月、猫の額以下の庭の手入れを母がしてました。すると道路隔てた草むらから視線を感じたそうです。
互いに目が合ったその瞬間……
心でなにかが通じ合い……
高まるこの気持ち……
そして嬉しそうに駆け寄ってきたあの子……
だからさー、ねえねえ！飼っていい？スッゴく可愛いの～！飼うときっといいことあるよ！と、母はカルト宗教に洗脳された信者のように熱く語ります。
あのねぇ、うちにはもう二匹いるの！にゃむを心穏やかに過ごさせてあげたいの！言いたかないけどお母さんももう歳なんだし、責任持てるの？私は飼えないんだよ？←当時社宅。他に飼い主見つけてあげた方がいいよ！と、私は珍しく反対しました。
母の歳を考えれば、今から新たな家族を迎えるのはとてつもなく無謀！安易な考えの母に無責任すぎるとの感を強く持ったのです。
じゃもういい！お母さん飼うもん！！
だいたい母が飼うと言っても病院連れていくのは私だし、高齢の母が最後まで責任もてない場合は私になります。しかしこうなると手がつけられない。私は『そこまで言うなら覚悟は出来てるんだろうね？私はタッチしませんよ？責任持って飼うこと、いいですね？』
冷たいようですが、責任持つということにあまり重要性を感じないところがある母には、これくらい強く言っておかないと後で掌を返すことがあるのです。
こうして実家には三匹の猫と高齢の母という心配の種家族が結成されたのです……。
猫の関係はと言うと、にゃむは我関せず(笑)その代わりとのが怒りまくり。来れば『ハー！』追いかけては『フー！』(笑)
とのは本気で怒ってるのですが『とのさん、なんか痛いわー』的に目に映り、かえでの痛くも痒くも思わない態度が相まって、それはそれはお笑いドタバタ劇場。
かえではとのを『からかうと面白いオバチャン』扱いし、何かと飛び付いては驚かし、文句言いながら逃げるとのを追いかけ回す始末。←完全形勢逆転
かえでは遊びたいだけなのですが、この頃とのは既に11歳。自分のペースも好みの過ごし方もすっかり確立した大人は、遊び相手に不相応でした。
16歳離れたにゃむなんかは論外。女帝として君臨するにゃむを、かえでも一目置き適度な距離を保ちながら生活していました。
※にゃむはこの一年後に亡くなります。つまりかえでとは一年しか一緒に居られませんでした。
保護時、既に生後半年以上と病院の先生に言われ、同年末に避妊手術。あのウルサイかえでがヒヨヒヨと歩くことも出来ず、目には瞬膜出っぱなし。しかし３日ほどで爆走し出します。抜糸は自分で行い、病院に行くと『糸ないよー』と先生に笑われたそうです……。
この頃から忍耐力ない母はかえでの『外に出せ攻撃』に白旗を上げ、外に出る自由を手に入れたかえでは野生の証明に磨きをかけて行ったのです。
武勇伝は数多にあり、すずめはお得意。他にネズミにモグラ（未遂）、仕舞いには猫を連れて来ました。
『動物のお医者さん』のミケのように『なんか食べさせたってや』と連れてきては、飼い主がゴハンを振舞い、ご馳走になった猫たちは『姐さん、おおきに』と去って行くのです。『かまへん』と
おともらちが欲しいかえでは数多の生き物を家に招き入れ、その後おともらちになった子たちは変わり果てた姿で発見されるのです。爪研ぎの中、下駄箱の下、階段……もろもろから黒魔術の生け贄を発見するのです。もちろんG様なんか朝飯前。人様の家のG様まで拉致監禁してきます。
ある時は最大級のおともらち、ハトを連れて来ました。咄嗟に母は『かえちゃん！アレ見てっ！』と指をさし、ビックリしたかえでが口からハトをポロリ。その隙にハトは飛び去り難を逃れたことがあります。しかしこの後数日間責められたといいます。
外で何を口にしてるのか、お尻がいつも痒いかえでさん。カーペットに尻を擦り付けながら前進。肛門脇にある袋を定期的に絞ってあげないと破裂しちゃうかえでさん。それがくせーのなんの！私は嫌みたらしく『宅の子じゃなくて良かったざます！宅のまると胡桃はこんなクサ女なんかじゃありませんもの！変なおともらちともお付き合いありませんし！』（カエルとかG様のことは伏せおくことにする）と言うと『生き物を連れてくるのは本気で困るのよね。……捨てちゃおうか！』と笑いながら言います。←白旗あげたからだろ！！
腹が立ちながらも『仮に捨ててもかえでは帰ってきます、絶対に。だから無駄です！今更室内飼いに変更するのはかえでにとって刑務所と同じになります。故に人間が耐えるしかありませんねっ！』と顔で笑いつつ頭の中でド突いています。
今のところ皆元気なのでお任せ状態ですが、たまに不安になります。頼むから元気でいてください！←切望
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頼むで、ホンマに～～！！
それではまたお会いしましょうペコリ～
