絵本作家の五味太郎さんってこんな面白い人だって全然知らなかった〜!
今私の最大の関心事であるサドベリースクールの理念とも通じるところがあって、すごく面白かった。
子供はシンプルで素直で正直。
親が子供のことで悩むときは、親自身に問題があるんだろうね。
個人的に面白かったのは、犬を飼ってるひとが信用できないって話とブリの話。
犬を飼ってる人は、たいてい犬が子分か子供で飼い主が主人っていう関係で対等じゃないのに「信頼関係がある」って言う。その割に首輪つけたりして自己嫌悪に陥らないんでしょうか、みたいな事で、信用できないんだって。
短く書いたから上手く説明できてないけど。
これ初めての視点で面白いって思った。
そんな事少しも思ったことなかったけん。
ブリの話は、ブリはハマチとかメジロとかブリとか名前が変わるけど、ブリは生まれた時からずっとブリのつもりでしか生きてない。
人間は、子供の時は子供らしく、大人になったら大人らしく生きないといけなくて変だねというような話。
これは私本当に思う。
いつも自分は自分らしく在りたいのに、気づいたら「母親としてこうしないと駄目かな」とか「これは大人としてどうかな」とか考えてる時とかある。
この考え本当余計だと思う。
最近は前より自分の事が分かってきて、そういう事も少なくなったけど。
あとね、五味太郎さんが子供の頃、何回も漢字を書く宿題をしてたら、お父さんが「カーボン紙使えばいいじゃないか」って言った話も面白かった^^
親がこういう感じだと子供にとっては救いになるよね^^
読みやすいし、すごくおすすめ。