これまでにした霊体験

テーマ:
わたしが小学生の頃に体験したことです。

ある日、自宅に帰り「ただいまー」と玄関から言うと普段と声の跳ね返り方が違うと家の中の異変にすぐ気付きました。
当時、共働きの父母と姉と妹の三姉妹と、私達の面倒を見てくれていた祖母の6人でマンション住まいでした。
普通ではない、異様な雰囲気がする家の中に恐る恐る入ると、物がきちんと整理整頓され廊下がしっかりと廊下の顔をしており、綺麗に隅々まで掃除されていたのです。そして、いつもいるはずの祖母も誰もいないのです。
静まり返った自宅で、徐々に不安な気持ちが高まり、母の携帯電話に電話をかけました。しかし電話は出てもらえず、仕方なく怖いのを我慢して、姉の帰りを待つ事にしました。
しばらくすると母と祖母が帰宅しました。
不安でいっぱいの私は、どこに行っていたのか?何かあったのかなど、しつこく尋ねるも何も答えてくれず私は訳がわからない状況でした。

当時、家では3匹の猫を飼っていました。
その中でも私と相思相愛な仲で家にいる時はいつも側にいてくれた白黒のハチワレのちーちゃんという猫がいました。そのちーちゃんの様子もおかしかったのです。明らかに何か怖がっている様なビクビクソワソワしているのが伝わってきました。
絶対に今日、何かあったはずなのにと内心苛立っていたのを覚えてます。そして夜になり、いつも通り家族が全員揃ったのですが、それでも今日何があったのかは誰も教えてくれませんでした。
夕食後、私は家の中央にある畳の部屋へちーちゃんと姉を呼び出し作戦会議を開く事にしました。そう、どうやって話を聞き出そうかと。
ちーちゃんを抱え姉を引き連れて畳の部屋に入って隅に座り込んだ時にそれはおこりました。
抱き抱えていたちーちゃんがいきなり背中の毛を立たせフーッと威嚇したと思うと部屋を飛び出してリビングにあるピアノの裏に隠れてしまったのです。えー!!どうしたの!とピアノの裏をのぞいて声をかけるものの一向にでてきてくれません。

つづく

これまでにした霊体験

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する