クッキーさん頑張ってます その2 | トムとあんずとパンダのニャンコ日記

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飼い猫トムとあんずとパンダと飼い主のドタバタな日常をつづっております。笑いあり、涙あり、怒りあり(o^-')b

前の記事からの続きです
通院を翌日に控えた夜に容態が最悪になってしまったクッキーさん

藁をも掴む思いで夜間救急へ駆け込みました。
ここの夜間救急は仙台獣医師会さんが運営しており、明日通院するかかりつけ動物病院と連携が取れます。応急処置なんかじゃなく高度な治療も受けられます。
365日21時から早朝5時まで開いています。それを運営するのだから、経費はバカにならないと思います。治療費は高いけど必要な施設です。

クッキーさん、白血球数はほぼゼロ
ヘモグロビンもことごとくウィルスに壊され
溶血性貧血
血小板数も少ない

昨日輸液した部分はおそらく出血が止まりにくくなっていた為、内出血でボコっとしている様でした

他の数値も悪く
多臓器不全寸前の瀕死状態です

すかさず酸素室へ
貧血だと酸素が十分に運ばれてないから呼吸が苦しい状態
酸素室でいくらか楽になるか?

ドクターから
厳しい状況だけどまだやれる事はある。
多頭飼いなんですよね?供血出来る様な若くて健康な子はいませんか?

9/2に避妊手術とワクチン終えた3才未満(推定)の子がいます。他の子は高齢や病気持ち、人馴れしてないなど供血にはむきません。

手術から2週間経ってれば供血出来る!
連れて来れますか?

インフォームドコンセント
説明を受ける。

クロスマッチングの結果供血出来ないかもしれないし、マッチングOkでも輸血で凝固するリスクもある、一晩入院するからお金もかかりますが
どうしますか?

悩んでいる時間はありませんでした。
幸い夜間救急から自宅へは車で10分の距離
作ったばかりのクレジットカードもある

他に方法がないなら
賭けてみます。

速攻自宅から連れてきたのが


9/1に保護して
迷い猫としてセンターへ報告したものの
飼い主さんが現れずうちの子として引き取った三日月ちゃん

こんな形で活躍することになろうとは


検査の結果
クロスマッチングは概ね大丈夫!
三日月ちゃんの体調も以上なし

三日月ちゃんから25cc血液をいただくにあたり
若い三日月ちゃんはちゃかちゃか動くコなので軽く鎮静をかける

ありがとう
ありがとうね
本当にありがとう


輸血が始まる
長い長い闘いのはじまり

まるっと一晩はかかるからと
一旦三日月ちゃんを自宅へ置きに帰り
ご苦労様と焼きカツオを一本召し上がっていただく


明日また美味しいのあげるね
私病院戻るよ

保護っ子達にお休みのハグをして
クッキーの元へ


夜間救急では
酸素室の中で
苦しそうに大きく呼吸するクッキー

ドクターが
輸血スピードを微調整し四苦八苦

やがてドクターは渋い顔をし
輸血でショック症状起こしそうだから一旦ストップしますと


ダメなのか?
クッキーの顔を覗き込む
目に力がある様に見えた
ダメじゃない!クッキー頑張ってるよ

もう輸血は出来ないのですか?
ドクターに聞くと

一旦休んで様子見てから再開するかどうか判断しますと

クッキーの回復力に賭けるしかないのか

小一時間ほど経って
呼吸が少し穏やかになり
輸血再開
クッキー凄いぞ

痙攣とか
口パクパクするとか
少しでも異変がないか見てて
と、ドクター

頑張れクッキー
頑張れ!
祈りながら
側で見守る

呼吸は大丈夫そう
落ち着いたままだ

その調子だ
いいぞクッキー!


やがて夜が明けそとが白んできました
5時で終わる夜間救急ですが

朝一でかかりつけ病院に行くギリギリまで輸血を続けてくれると

病院には既にFaxで経緯を報告済み
朝8:30から受け入れてくれると回答も来てましたと

ありがたい

ありがたいついでに
ワガママなお願い

すいません
一旦猫の給餌で帰りたいのですがー

どうぞ行ってらっしゃいと
ドクター達は快く送り出してくれた

そんなこんなで一晩中自宅と夜間救急を往復してしまった

猫の給餌を終え

今度は夜間救急からかかりつけ病院へ
酸素室から出て移動は大丈夫かな?
安全運転で行くからね
寝てないんだから運転気を付けてと心配してくれた

輸血の残りを持たせてもらい
続きはいつもの病院で行う事に


クッキー
もうひと頑張りだよ

レッツゴー


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