皆さんはショップで販売される為に、繁殖業者からオークションを経てショップに届き、売れなかったらあちこちの店舗に移動させられて、やっと飼い主が決まり家庭に迎えられるまでの間に、
子犬や子猫たちが
年間26000頭も死んでいることをご存知でしょうか❓
ペットブームで犬や猫をショップで買う人が爆発的に増え、業者達も産ませりゃ売れる為、劣悪な環境で母体の健康など考えずに出産させ、産まれた仔の健康状態など確認せず、出荷していくことなどが原因ではないかと思われます。
また、運送時の環境なども余り考慮せずに、
小さなダンボール箱に詰めて、真夏の高温時も真冬の低温時も「物」のように積まれているのも問題だと思います。
生き物なのに他の商品同様、流通中の破損や不良は「歩留まり」くらいにしか捉えていないのではないかと思います。
ショップも販売した直後に病気や怪我が発覚しても、治療費を払うことはなく、引き取って返金もしくは、他の個体との交換でしか応じてくれないことが多いようです。
繁殖業者やオークション業者、そしてペットショップにとって販売している生体は「商品」でしかないのです。
この15年間で保健所での殺処分数は、民間の愛護団体の努力で年間120万頭から38,444頭(平成30年度)まで減ってきています。
ですが、
流通過程での死亡数は、もうすぐ殺処分数を超えていくようです。
あれほど多く心ある方々が、保健所から引き出し、里親さんを探して幸せな第二の生活をつくり出す一方で、
誰にも知られず死んでいく仔犬、仔猫たち…
流通過程で死んでいくこの子たちは愛護団体にも助けることが出来ません。
だからペットショップで生体を買わないよう、出来るだけ多くの人に伝えて欲しいのです。
皆さんの周りの方が仔犬や仔猫を買おうとしていたら、それはこの虐待に加担することだと知らせて欲しいのです。
ペットショップから買ってしまった人は後悔しないでいいのです。
知らなかったのですから…。
でも知ってしまった今は二度と買わないで欲しいのです。
そして出来るだけ多くの人に伝えて欲しいのです。
誰もペットショップで買わなくなれば、この残酷な流通システムが無くなります。
生体販売業を儲かるビジネスにしてはいけないのです。
新型コロナの影響でステイホームを余儀なくされた人々は、満たされない孤独感をペットで癒やされることに目を向けたようで、全国のペットショップで子犬や子猫が飛ぶように売れているそうです。
そんなに売れるならと、価格も通常より10万円は高くなり、有名店では倍以上の値付けがされているところも少なくないそうです。
それでも売れるのだから凄いものですね!
でも多くの人々は、仔犬や仔猫にどれほど手がかかるかなど考えもせずに買うだけ買って、仕事が忙しくなってきたら保健所へ連れて行ったり、愛護団体に引き取ってもらう件数が増えてきているそうです。
知識もなく、勉強もせずに買ってくるので、暑い日中に散歩に連れて行ったり、エアコンを止めた部屋に何時間も置き去りにされて熱中症になった仔犬が何頭か来たよと知り合いの獣医さんが呆れたようにボソッと話していました。
こんな事が続いたら、譲渡会も大々的に開けない中、保護犬猫数が急増して愛護団体も対応しきれなくなります。
ボロ儲けの悪徳繁殖業者も生体販売のペットショップも増える一方で、日本の動物福祉の向上はますます遠くなってしまいます。
コロナのせいで衰退する産業も地獄なら、儲かって笑いが止まらない生体販売産業も地獄…周りに退屈凌ぎに仔犬や仔猫をショップから購入しようと計画している友人がいたら、是非思いとどまるよう説得して下さいね!
そしてこの話を一人でも多くの人々に伝えて欲しいと願っています。。。