初日の出が煌々と華やかに昇り、2024年が明けましたが…。
令和6年初日に発生した能登半島地震。
元旦の雰囲気を突然襲った最大震度7の揺れは住み慣れた住宅や街並みを破壊し、沢山の命が奪われました。
多大な被害を受け、大規模火災も起こり、余震や地震活動も続き、不安と恐怖の中、避難されている被災地の方々を思うと言葉が出ません。
半壊や全壊の家、地滑りや津波の様子など、衝撃的な地震の映像をみるたびに心が悼みます。
亡くなった方も、連絡が取れない安否不明者の方もまだ沢山みえます。
倒壊した家の中にとり残されている人、庭に繋がれたままの犬、犬や猫ほか動物達も居る事を思うと、全ての命がどうか無事でありますようにと手を合わせずにはいられません。
いつどこで起こってもおかしくない自然災害は予想が出来ないから怖いし、他人事では済まされないです。
もしも、私達の住む街で同じことが起こったら、毎日生活を共にしている犬猫20匹を連れて、避難出来る場所はあるのでしょうか、常に考えては悩んでいます。
どうか被災地の被害が、これ以上大きくならないように、また全ての命がどうか無事でありますように、祈らずにはいられません。

子供の頃、犬はもちろんモルモット、うさぎ、ニワトリ、金魚、メダカを飼うという動物好き一家に育った私は、それぞれ突然の死で抱いた疑問、それにある町の動物収容所で保健所送りの仔犬6匹を引き取った事が、活動の原点となり現在に至っています。
当時(18年前)、保護活動の事は何も解らない無知な私でしたが、ずっと続けてこられたのも、皆さんからの支援や、ボランティアの方や動物達に助けてもらって、成長(?)出来てこられた事には感謝しかありません。
色んな面で本当に恵まれた18年だったと思います。

不完全燃焼な気持ちだったお正月。
動物のお世話に追われる生活は、毎年何一つ変わらないからおめでたい感はゼロに等しいですが、心と身体に元気をリチャージ出来る環境で、皆のために身体を動かせる幸せ感が何よりも嬉しい私です。
今年も皆から何度、私の背中に元気を押してくれる出来事があるのか、凄く楽しみになって来ました。

2024年もどうか宜しくお願い致します。

          オアシスの会
             加藤弘子