ある一時を境に、ブログの更新ができなくなっていました。

あれから何回か、石巻で活動をしたり観光をしています。

仮設住宅での活動。心のケア、食事のサポート。自立への少しの手助け。

営業が滞っていた醤油屋さんでのお手伝い。etc...

一歩一歩、少しずつだけど、着実に前に進んでいる。
前回よりも活気がある石巻を楽しみに、明日から二泊三日行ってきます。

石巻を訪れるのは6回目。


今回は、ビーチクリーンの予定です。

ボランティア活動と言うよりも、石巻でお世話になった方に会いに

ただただ、楽しみたい。

いってきます。

一緒に行ってくれる方々に感謝。
朝はやっぱり冷え込む。

牡鹿のボランティアセンター
8:30

他のボランティアグループの方々と顔を合わせ
軽くミーティング。

毎日毎日同じことの繰り返しのせいなのか
日頃の疲れがたまっているからなのか
すごく、だらけているというか
疲れを感じるミーティングだった。



私達のグループは
津波の被害を受けた漁業関係の方の仕事場の片付けに
振り分けられた。




分別しながら瓦礫を集めていく。


木材、漁具、電化製品、鉄類、燃えるごみ、燃えないごみ。


一通りの場所は
重機が入って、瓦礫を集め
日和山から見えた、瓦礫の山の様に集められたみたいだ


しかし今回、作業した所は
少し谷になっている場所で
重機では瓦礫の撤去が難しいので
人の手で、作業を行った。
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分別しながらの作業は
思ったよりも大変で
掘れど掘れど貝ばかり
牡鹿半島では貝を使った養殖が有名らしく
その貝が津波で流され
まとまって集まっていた
あとは木材や家具、電化製品。


その上に、先日の台風の影響で
土をかぶり、足元もとても不安定だった。



範囲的にはそれほど広くなかったので、7人の私たちグループと
個人でボランティアに来ている方との8人での作業は4時間ほどで終了した。


瓦礫を分別して集めておけば
重機での回収が容易になるらしい。




その場所で仕事をしていた漁師の方に話を聞けた。

今回のボランティア活動。
もともとのきっかけは、3月の終わりに一緒に活動をした方に誘われたのが始まりだった。

即戦力になる人材が必要な状況で
経験者はとても重要だと。

それは今回の活動で、身をもって感じた。

その話はまたあとで。


僕たちのグループは
石巻市牡鹿半島にベースをおいての活動でした。

私たちのグループと言っても
僕からしたら、知人は1人だけ



まあ、そのことはどうでもいいか。


昼過ぎに石巻に到着。
高速を降りてすぐ、記憶がフラッシュバックした。


市内中心部を走らせていく

「あぁ、こっちで車を運転するのは初めてか。」

前回、石巻に来た時は
地元の方の案内で
ベースと作業場所の往復だった。


今回は個人の車での移動なので
少し見て回ることにした。


まず匂いがおさまっていることに気がついた

こんなに空気がきれいな街だったのかと感じた。

ほとんど被災したままの状態のお店や

営業再開しているお店、新しいお店



その並びがとても異様に感じられた。

今思うと、前回は街の景色をあまり見る余裕がなかったんじゃないかと思える。

道の真ん中に船があったり、家がぺちゃんこにいなっていたり

そんな風景にあっけにとられて

自分の中に余裕がなかった気がする。


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日和山からの街の様子。




まず目についたのが
山のように積まれた瓦礫の山。

ものすごい量で、すごく不気味な印象を得た。

とりあえず、流れ着いた瓦礫や崩壊した家屋、半壊した家屋も壊して
いくつかの場所に集めているそう。


これらの瓦礫の山を、どのように処分するかや

分別の必要があるためにまだ動かすことができないそう。


でも市にお金がなく、分別するのも時間がかかるので


当分このままだとか。。。


でも前回と比べると、とても綺麗にになったように思えた。

海側はほとんど何もないが、道路もちゃんと整備されていて

なにより車が普通に走れていることがうれしかった。

市の方々の生活が窺えたことがうれしかった。



それから街の方に降りて行った


やっぱり近くで見ると、まだ手付かずの所や

肌身で感じる「何か」があった。


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近くのガソリンスタンドから
ガソリンが漏れ出して

津波と一緒に流れ込み、それが引火して

文字通り火の海になったらしい。


燃えてしまった学校。

間近でみるそれは、ただ恐ろしかった。



それから、牡鹿半島に向かった。

今回のベースはキャンプ場のロッジを借りての生活だった。


初めは公民館での寝泊りを予定していたが

人がいっぱいで入れなかったらしい。


ロッジでの生活はとても快適だった。

暖房器具もあるし、なにせお風呂に入れることが驚きだった。



自己紹介もほどほどに

食事をすませ、ミーティングをし床についた。





寝具がないので、畳の部屋で寝袋に入って寝るのは

すごく不思議な気がした。