朱に交われば赤くなる。

意味は

人は交わる友達によって
善悪どちらにも感化される。

この言葉は
環境の強みと怖さを意味していると
いつも僕は思っている。

その環境を作るのは
子供までは親であり大人
大人になればそれを作るのは
自分自身である。

自分が尊敬できる人を選りすぐり
自分の環境を整える事も
やさぐれた相手といて
環境に溺れる事も
どちらも
朱に交われば赤くなる環境。

人間だけではない。

そこにギターがあれば弾くし

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サッカーボールがあれば
サッカーをし

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シャンゼリゼ通りに放り込めば
「ボンジュール」と言う。

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環境最強説。
環境こそ命。
と僕は思う。

僕はプロデュースの9割は
環境設定であり
僕自身プロデューサーより肩書きは
「環境設定士」という方がいいかもと
かつて出演した「情熱大陸」にも
証拠を残している。

今回パリの機内で
シンガポール人のCAさんと
娘は英語で小声でレリゴーや
中国語のハッピーバースデーを唄い
ハイタッチを繰り返していた。

娘は机で英語と中国語を
勉強した事はない。

一年間通い
先日卒業したプリスクールの環境が
発音とヒアリングと会話を育んだ。
これは環境がいい効果を表したケース。
環境は人を作る。

同時に環境は怖い。

特に周りの環境や人間に
影響を受けやすい人は
朱に交われば赤くなるを
肝に銘じなければならない。

十代の頃など
誰もが特にそうではないか。

自分より頭のいい人と付き合うか
ぐれた下品な先輩と付き合うかで
そりゃ変わるだろう。

北野映画「キッズリターン」や
中島哲也監督「渇き。」など映画でも
描かれてる様に。

やはりどれも
渦中にいると善し悪しが
わからなくなるのが
環境だ。

ここからが今回一番言いたい本題で

例えば話は飛躍するかも知れないが
環境という話で
いつも連想してしまうのだが

僕は高校野球の
特に全国甲子園大会の
高校球児への連投の環境は
昔から甚だ疑問である。

田中将大投手である。

残念ながら
右肘の靭帯部分断裂で
戦線離脱してしまった。

ここで言いたいのは
ニューヨークヤンキースの環境
ではなく

日本の高校野球
もっと言えば春夏の甲子園の仕組み
の環境の事である。

今回全く関係ないのかも知れないが
田中将大投手を含め
甲子園出身スターピッチャーと
肘靭帯断裂の数字は
重なる様な気がしてならない。

高校野球の活躍投手達が
後に靭帯断裂をする姿は
これまで何度も繰り返し見て来たし
見る度に辛過ぎる。

桑田真澄元投手は今日ニュースで
やはり甲子園大会の連投の影響を
訴えていた。

全くこっちはど素人だが
やはりあの肘と肩を酷使した日々は
少なからず影響あるのでは
ないだろうか。

中一日とかで
9回とか延長とか
あれは何で未だに
続けているのだろうか。

昭和の根性論か。

今日のテーマは環境である。

そんなね
高校生なんて
今日勝てば今日勝てば
と言う環境になれば
迷わず投げるよ。

それが環境の怖さでさ

そこまで
未来のプロ人生の尺を
俯瞰してなかなか見れないって。

目の前の優勝に行くって。
ていうか行かなきゃ
力を温存したって
あいつは何だって事になるでしょ。

その環境を作るのは
仕組みを作るのは
大人しかいないのではないだろうか。

なぜ高校にピークを
持ってこさせなければならないのか。

人生なげーぞ先。

ピークっつうより
中5日あけたスケジュールで
いいじゃん。

特に準決勝決勝あたり。

関係者とか観客とか金の都合は
いらなくね。

将来誰も客も責任取らないしね。
ユーザーはいつも結果冷たいから。

例えば
準決勝まで勝ち上がった高校には
奨学金というか予算渡して
一回帰郷させるか

決勝は前回の優勝校の地元の
野球場でやるとか
W杯や五輪みたいに
毎回招致させたりするとかして

移動&練習という名目で
メディアも盛り上げながら
結果中5日に休ませるとか。

甲子園縛りなら
時間をあけさせるしかない。

昔は大丈夫だった説
もう辞めた方がいい。

昔はうさぎ跳びして
水飲むなが当たり前で
投げたあと肩温めてたんだから。

時代変わったんだよね諸々。

日ハム大谷投手選手にも
今までの当たり前理論
ぶつけないで本人がやり易い
最強の環境を作ってあげて欲しい。

ガチ100年に一度いや
二刀流なんて初体験なんだから。

とにかくプロ野球
今で言えばメジャーリーグの
スター候補生の高校野球投手達に
もっと最高の環境を与えて欲しい。

それは未来長生きする腕肘肩の為の。

鋭角に投げたボールは鋭角に落ちて
放物線を描いて投げたボールは
放物線を描いて遠くに落ちるのが
世の常でさ。

あまりに大活躍で短期間は寂しい。

この元高校野球スター投手の
プロ活躍後の肘靭帯断裂ニュース
聞く度にそりゃそうだろと暗くなる。

スプリット投げ過ぎ
スプリットはエルボーキラー
というアメリカの新聞記事も読んだが

そんなのこっちは30年前とかから
水島新司さんの英才通信教育
受けてるみたいなもんでさ
素人だって日本人は
「ドカベン」の里中智話から 苦笑
知ってるし

それこそ自然界の常識を破るから
魔球でさ
直球からの軌道を変えて
さらに直球だと思わせる訳で
負担は肘に来る。

梶原一騎先生も
星飛雄馬の肘は壊れるのを
昭和40年代に描いてる訳で

日本選手当人達は
当たり前の事実として
知っていながらの投球に決まっている。

それでもスターは投げんだよ!
それが宿命。
だからこそ甲子園時代に
大人がうまくフォローして
最強環境作ってあげないと。

とにかく一日も早く
甲子園大会始め
若い時の投手連投の環境を
変えてあげて欲しい。

おちまさと

環境で言えば子供が生まれたら
環境が変わるのは当たり前である。
その環境が変わる覚悟が
かわいいハイリターンを与えられ
奮闘するハイリスクも消化させる。

子供なんて
まさに環境ぐらいしか
親からのギフトはない。

子供はあらゆる事を敏感に察知し
全ては自分の経験値にすり替える。

親が絶対であり
親の行動が全てになり
親の言動はマネていいと
思い込んでいる。

朱に交われば赤くなる。

これはまさに
善悪どちらにも振れる
環境を象徴した最強の神器では
ないだろうか。

田中将大投手の
ゆっくり治していただき
さらなる御活躍を願っております。

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