昨日は稽古最終日。
やっぱりという残念な結果に…。

何も変わっていない…。

ってことは、何も進んでいない…。

台本に書かれていることを、ただ読んでいるという状態だった。



台本をただ読むだけだったら、誰にでも出来てしまう。

役者は自分が想像したものをそこに注入して、創造していかなくちゃやっている意味がない!

あたりまえにやっていては、誰がやっても同じあたりまえのものしか出来ないのです。


そのキャストがやるから、その人がやるからこその何かをそれを提示出来ないと、
その役者ならではのものにはならない!



あなたならではのキャラクター
あなたならではの演技


それが絶対的に必要なんだ。


であれば!
他人とは違った発想をすればいい。
その違ったイメージの世界で遊べばいい。



あたりまえの発想ではなく、ありえない発想。


西洋のパンと和風のあんこが、ありえない融合を遂げたアンパンが出来たように…。




だから、最後の稽古で最初から言い続けている言葉を彼らに残した。

そしてここでももう一度。
昔流れていたアップルコンピュータのCMです。


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クレージーな人たちへ

クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心うたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは発明した。創造した。
人の心をいやし、奮い立たせてくれた。
彼らは人間を前進させた。
彼らは人と違った発想をする。
そうでなければ、何もないキャンパスの上に芸術作品は見えてくるだろうか?
静寂の中に、今までにはない音楽が聞こえてくるだろうか?
私たちは、そんな人たちのための道具を作る。
クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから…。
Think different
アップルコンピュータ

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あたりまえからありえないへ

そこに素敵なものが生まれる。




ってなかんじで、今日はこのへんで!