ここでは何度となく載せていることになりますが、
声出しと発声とは、その意味が違います。
その違いについては、ちょっと過去の日記をあさってみてください(笑)
表現と呼ばれるものには、身体表現や言語表現等がありますが、
その中で言語表現の核となるのが声です。
声はすなわち音で、この音色の使い分けで、
表現に深みと真実味を持たせることが出来ます。
いや、この音色を自由自在に操れるようになれば、
ほぼ言語表現はクリア出来るといっても過言ではないと思います。
硬い音、柔らかい音
高い音、低い音
基本はこの4要素で構成されます。
この四角形の中で、自分の音を自在に動かせるようにするのです。
そしてこの四角形に
大きい音、小さい音
の要素を加えた立方体の中で、発声点を見つけ、音を発する。
音すなわち声です。
そう!
これが発声なんです!
もちろんこれだけではありません。
鼻濁音のように、音を発する際に当てる場所によっても、その音色は変わります。
この音の構成を用いて、そのシーンや感情に合った音を出し、
それに台詞(セリフ)という決まり文句を合わせることで、
科白(セリフ)という言語表現に変わります。
この概念が演劇声優塾の発声法になります!
文章に書くと簡単そうですが、でもやってみると意外に難しいんですよ(笑)
なんて言っても音が思っているほど広がらない。
普段ものすごく小さな立方体の中で、人って音を出しているんです!
そしてやっぱり訓練をしないと、なかなかその発声点に当てられないものです。
私はよく役者を楽器に例えます。
澄んでいて、かつ多彩な音色を奏でられてこそ、
人はそれに魅力されるんだと思います♪
ってなかんじで、今日はこのへんで!