芝居でも即興でも社会でも、コミュニケーションというのが必要になります。

人は1人では存在出来ず、必ず誰かと共有し合いながら、なにかを達成させていきます。



1人より2人のほうが、2人より3人のほうが、3人より大勢のほうが、より楽しくなります。

1人は確かに楽です。
でも1人は楽しくありません。

絶対に。



芝居とは、自分自身との孤独な闘いだと思っています。

でもまた逆にチームワークという共有の空間だとも思っています。



一見矛盾するかもしれないんですが、甘えが許されない依存が許されないのは、どんなスポーツでも、どんな場所や機会でも同じです。


孤独な空間は自分自身の中でです。
自らを高めるためには、誰かに助けを求めるのではなく、自分自身でこれまでを振り返り、また見つめ直さなくてはいけません。

自分の演技を振り返り、自分の稽古を振り返り、
そして次はこうしようと改め、それを実践する。

ダメ出しは他人からの評価であり、それに自分自身の評価も加えなくては上達はありません。


自分を高めるためには、孤独の空間が必要なんです。



とは言っても、チームワークが必要となるものにおいては、
いくら自分自身だけがよくなっても、チーム全体は強くなりません。

そこにお互いが認め合い、助け合い、見つめ合う空間がなければ、
そこに仲間同士の安心感はありません。

この安心感こそが、チームワークの最大の武器になります!


この安心感を見いだし、お互いを見つめ合う場所が稽古場になります。


だから、稽古場で孤独になるのはナンセンスです。

稽古場はもっと共有することを考えてください。
その努力がなければ、稽古場で稽古をしている意味がありません。


独りになれる自室等で自分を高め、それを見せ合うのが稽古なんです。



上手くなりたいのに…。

そう悩んでしまうのは、このどちはか、または両方が欠けているからなんです!



まずは自分を高める努力をしてみてください。
そして高めながら互いに共有してください。


きっと…。
いや、必ず!



ってなかんじで、今日はこのへんで!