稽古において必要になるのは、正確に読み取る読解力と瞬発的なイメージの構成、そしてそれらを伝える表現力、それから順応性になります。


昨日は新年初になる演劇声優塾の稽古でした。

が…。
蓋を開けると参加者は1名。

年初がこれでは、先が思いやられます(汗)

まぁ逆境には強いほうなので、むしろちょっと燃え初めてきました♪

このままでは終わらないぞっと(笑)


ってことで、約1ヶ月ぶりとなる稽古は、1人芝居用台本の読み稽古。

今回初めて扱った台本なんですが、なぜかうちのメンバーは根暗というか単調というか…。

構成されるイメージには、負の匂いがプンプンします。


犬のぬいぐるみ。
紐で引きずられる。
少女。

この3要素でイメージされるものは、1つしかないんです。

綾波レイ的な、表面的に暗く、低いトーンの女の子。


いやいやいや!
違うだろ!

台本全部に目を通せば分かることだべや!


この台本、いわゆるギャグです!
サスペンス感はありますが、それは最後の最後のドンデン返しだけで、
ほぼ全般に渡って笑いの芝居なんです!!


なのに、その3つのイメージだけで作り上げてしまってから逃れられず、ギャグがギャグにならない。

またその人物設定もあいまいなものですから、キャラも立たなくなってしまいます。


演劇声優塾の稽古の中にリズムダンスというのがあります。

音の前奏部分で瞬時にイメージをして、音に合わせてダンスを踊ります。

この過程で、前奏部分でのイメージと、いざ本編に入ると違うイメージ空間が広がるものもあります。

そこで引きずられてしまうか、えいやっ!と変えられるかで、大きく完成度が変わってきます。

(そういった教訓も含まれているプログラムなんだということは気がついていないだろうけど…。)


ファーストインプレッションを大切にして、かつ環境状況に順応していく。

相反するようではありますが、それを相乗させることが必要なんです!

スイカに塩!
みたいにね♪



そんなことを、まだまだ演劇声優塾ではやっていきます♪



ってなかんじで、今日はこのへんで!