演技は、言語と身体によって感情表現をするものになります。


普通の生活において、案外身体表現って出来ているものなんです。

演出家によって異なるものになりますが、この身体表現に至っては、ごくごく普通が出来れば、それほど障壁は高くないんです。

演技、いや表現は伝えるための手段になるので、伝わらなければ意味がない。

伝わりにくいのが、もう1つの言語表現ってやつです!


自分が思っているほど、感情を乗せられていないし、それを耳で聞くと、ものすごく平坦に聞こえるものなんです。


よくいろんな現場や部活等で「オーバーにやって!」というダメ出しを聞きます。

意味としては同じだと思うんですが、その言葉が違います。

オーバーというのは、考えている以上の感情表現をすることです。
言わば、それはウソに近い表現。

まぁ芝居はフェイクなものだと言ってしまえばそれまでなんですが、
私は真実をウソの表現で伝えることが、演劇ではないと思っています。

真実を、より真実として伝えなくちゃならないんです!


オーバーにやるのではなく、
心や身体、すべてのフィルターを取り、
100を100のまま伝えることが重要だと思っています。


演技とは、貼り付ける技術ではなく、かぶる技術ではなく、
取り去る拭い去る技術なんだと…。


演技だけではなく、発声においても、身体の他の余計な力が、きれいな音の邪魔になります。

いろんなところに入ってしまっている力を抜けば、
今よりもっと響く音を出すことが出来るんです!!!



演劇声優塾で必ず言われる言葉。

服を脱げ
裸になれ



着ることより、まずは脱ぐことを考えてください。

着ることを考えるのは、ぜーんぶ脱いだ後にしませんか?



ってなかんじで、今日はこのへんで!