だいぶ寒くなってきました。
そうだ。紅葉を見に行こう!
なんて広告もチラホラ目に付くようになりました。

普段あまり目にされない木々も、このときはとばかりに、お化粧をしているようです(笑)


私は、どんなに豪華で綺麗な造花より、
道端に咲く小さな野花のほうが好きです。

それは変わり続けているから。

どんなに落としても割れないプラスチック制より、
陶磁器の茶碗のほうが好きです。

それは変わりゆく切ない宿命を負っているから。


不変なものは、それはそれで素晴らしいとは思いますが、そこに素敵さは感じないです。

不変なものは、それは精巧に造られているので、始めは注目を浴びますが、
流行りものと同じように、いつかはすたれていってしまいます。

でも変わりゆくものは、注目すらありませんが、いつまでも愛でられます。


役者や演者についても同じだと思っています。

素質のある方はいらっしゃいます。
でもそれは一時の華であって、いつかは忘れ去られてしまう宿命も負っています。

まぁ素質も変化も、その両方を持つ方がプロの世界で活躍出来るんでしょうが(笑)


素質とは素から持つものになるので、そこを開花させるのは、至難の技で、かなりの時間がかかります。



だから、まず変わり続けることをやってみてください。

どんな小さなことでもいい。
どんな小さな変化でもいい。

止まらずに変わり続けていく。


変わり続ければ、自分の先の未来も変わります。


そしてなにより、誰からも愛され、観てもらうことが出来ます。


私が高校演劇時代に言われたこと。
「ダメ出しがないのはダメだ。」

そんな側面の意味もあったかもしれません。


逆を言えば、
観てもらいたかったら、愛されたかったら、
良い悪いではなく、変わる努力をすること。


それも演技者としての、
階段の1つなのかもしれません。



ってなかんじで、今日はこのへんで!